最新情報というのは 時間がたつにつれ最新でなくなってくる。 この本は2003年現在の本である。
・新車ほど乗りたくなくなる謎 JR東日本では、首都圏のみならず、地方路線にもロングシートの通勤用タイプの車両が採用されている。 これらの路線では駅弁を食べられるような雰囲気ではなくなった。よって評判は悪い。 私など地方のローカル線に乗って、それがロングシートではないクロスシートだと内心歓声を上げる思いである。
・日本初の地下鉄環状線が名古屋に登場 この本の出版の時には工事中であったが、もう名古屋の環状線地下鉄は完成して動いているだろう。
・便利な複々線と不便な複々線 乗換えに便利な方向別ホーム 乗客の利便性に配慮したのは東京急行電鉄 東横線と目黒線が、田園調布-武蔵小杉間で方向別複々線 目黒線と大井町線が、大岡山で同方向同一ホーム 大井町線と田園都市線が二子玉川で同方向同一ホームである。 山の手線でも地下鉄でも、乗換えが便利にホームとそうでないものがあるから、経験的な知識を獲得していくしかない。
・増加する寝台券不要の夜行列車 青森から札幌への夜行急行「はまなす」には寝台車も連結されているが、座席車が主体で、2両が自由席車、3両が指定席車、そして指定席車のうち1両が「のびのびカーペット号」である。 「サンライズ出雲・瀬戸」にもカーペット敷きの車両が採用されている。
この本には鉄道と競合しながら立派に営業業績をあげている夜行バスやドル箱航空路線も紹介している。 だから、事前によく比較して、条件のよいものを選択することが肝心である。
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