石川県の金沢で全国オフがあるから 石川県や富山県や岐阜県などを舞台にした推理小説を読んでいます。 この本もその一つです。 作者の石川真介は第2回鮎川哲也賞の受賞者ですが トリックのためのストーリーという感じがしないでもない小節でした。 この小節のトリックは、作者の勤めている会社ゆえ 関係者しか知らないことを使って、それが実際あり得そうで なるほどと感心しましたが。
小節はまさに観光サービスで 事件は八尾で起こり 魚津、倶利伽羅峠、五箇山、立山、宇奈月、はては信濃大町まで出てくる。 有峰湖も山奥、行くだけでも大変なところにわざと事件をつくる。 祖母谷はなんて読むかわかりますか。 祖母谷(ばばだに) 祖父谷(じじだに)
最後の舞台は雨晴 ここは冬に来たことがある。そのときは立山は見えませんでしたが。 自分の知っている場所が出ると小節の中に入ったような気がすることがあります。
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