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[No.15690] あわや、ティツィアーノが 投稿者:   投稿日:2010/08/30(Mon) 22:55
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 29日よる、イタリアはヴェネツィアのサンタマリア・デッラサルーテ教会の近くで火災が起こり、ティツィアーノの名作「ダヴィデとゴリアテ」が損傷を受けたというニュースが飛び込んできた。

 近くにいた者の話では、よる10時ごろに爆発音のようなものが二度ほど聞えたという。消防が時を移さず現場に急行、火は一時間以内に消し止められた。火災の原因は不明。放火か事故かもハッキリしていない。火元はバジリカに隣接する神学校(屋根の二箇所で火の手が上がった)らしい。

 またティツィアーノも、火炎にやられたのではなく、消防ポンプの水をかぶっただけ、しかもその水も塩水ではなく、真水だったので心配は要らない、と。もちろん、この絵は、検査の為、取り外されることになる。

 絵は幅3メートル、高さ3メートルの大きなもので、12メートルの高さから吊るしてあった。他の重要作品は、たまたま修復のため別の場所にあったのでなんらの損傷も受けなかった、と。

 そこには、ダヴィデ少年が、巨人ゴリアテにいどみ、見事巨人を打ち負かす聖書の物語が、現されている。

 ヴェネツィアは96年にも火事があり、このときは世界的に有名なフェニーチェ劇場が完全に焼け落ちた。