アメリカではなく、いまヨーロッパでテロの脅威が高まりつつある。先日来、花のパリでは、爆弾事件が頻発している。で、警察も大忙し。
あっしはまた、アルカイダ系の者が企んだのかと思っていた。9月から10月にかけエッフェル塔やサンラザール駅。オテルディウ(病院)にギャルリー・ラファイエット(デパート)とつづけば誰だってそう思う。それに、数日前にはスクーター置き場で複数の車輌が放火され、立てかけてある建物の壁まで燃えた。
火曜のよる、ついに22歳の男が逮捕された。警察では最近の(モンパルナス駅2件、オテルデュー、ラファイエット各一件)4件の事件をこの男の仕業と見ているようだ。
エッフェル塔のときは、当時観覧者が6、700人いたので、爆発物の捜索がおわるまで約2時間、観覧者の受け入れが中断された模様。しかし、そのいずれもがニセ情報だったよし。
こういう犯罪もいまフランス社会の底流にある不穏な空気を写し、そうした雰囲気に影響されて起こるのではないか。新聞でも、まいにちまいにちストの話の出ない日はない。
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