世界の名作にちなんだ場所の写真と文章をまとめたもの
赤と黒 架空の町ヴェリエールのモデルといわれるドル(フランス) 異邦人 アルジェの浜辺(アルジェリア) 風車小屋便り プロヴァンスのアルル(フランス) 田園交響曲 ラ・プレビーヌの田園風景(スイス) 車輪の下 マウルブロン修道院(ドイツ) 若きウェルテルの悩み ヴェッツラルの夕暮れ(ドイツ) 嵐が丘 ホワースの夕暮れ(イギリス) ハムレット エルシノア城のモデルというわれるクロンボー城(デンマーク) 罪と罰 レニングラード(もとのペテルブルグ)遠景(ソ連)
えっ {罪と罰}の舞台がレニングラードだって、と思う人は この本は昭和52年に発行された本(500円)なのです。 だから、その後ペテルブルグになった、ということは著者は知らないのです。
文章もなかなかいいですが省略します。 エミリ・ブロンテがホワース育ちといっても ランカシャーのカウアン・ブリッジ校や ベルギーのブリュッセルのエジェ寄宿学校の経験があるから 彼女の人格とか「嵐が丘」創作のもとになったのは ホワースの影響が大きいとはいいきれないでしょう。
でも、小説を読むとき 作者ゆかりの土地とか小説の舞台を歩くのは 読者にとって意義があるものなのです。 なにしろ読者独自の世界を構成する大事な要素なのですから。
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