韓国は日本人がつくった 黄文雄の本 徳間書店
この著者の書く本だから 一定の傾向の本かと思って読んだら なかなかよく調べて書いてある本。
以前に読んだ (1897年の)イザベラ・ビショップ 朝鮮紀行 の印象があるからだろうか。 イザベラ・ビショップ(イザベラ・バード)の朝鮮紀行にも、当時の遅れた朝鮮の様子が書かれてあり、この国は日本に支配されたほうがよくなる等、朝鮮の人が読んだら怒りそうなことが書かれてある。
貧しい親は息子は官ガンとして、娘は妓生として献上した という話がイザベラの本でも紹介されているように かつての朝鮮は貧しかった。身売りも多かった。 それが今のように国民生活レベルが先進国並になったのは 日韓併合で、農業や産業や鉄道、他のインフラ設備を 日本がしてくれて 一種のカースト制度のあった朝鮮を平等社会に変えた 日本の政策があったからということを 具体的に指摘している本である。
これを読むと、日本の歴史学者がよく勉強していないのか ある種の価値観で歴史をまとめようとする「こだわり」なのか 理解に苦しむ。 もっとも、この本に書いてあることは日本人が喜びそうな ことぱかりで 具体的なそれぞれの指摘項目については 歴史的に科学的に検討を加えていけばよいことである。
朝鮮が日本だけでなく、漢民族、モンゴル人、満州人に 支配され続けた歴史があるのに、なぜ日本人だけを支配者として 攻撃するのか それは片手落ちではないかとかねがね思っていた。 言いやすい相手にしか言わない。足元を見られている日本。 そうではないだろうか。
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