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[No.14091] 金澤の思い出〜その4 投稿者:   投稿日:2010/10/22(Fri) 21:58
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金澤の思い出〜その4
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 あっしも男爵さんのように、ホテルから直ぐ行ける泉鏡花記念館を訪れました。たまたま彼の本の挿絵や装丁を受け持った小村雪岱の特集をやっていて、色々楽しませて貰いました。「日本橋」などの装丁も雪岱が手がけたわけですが、さすが鏑木清方と並び称されるだけあって、やはり中々いいものを出していました。

 鏡花はケッコウ神経質だったので、雪岱もご機嫌取りがタイヘンだったのではないでしょうか。ここはほんとうに小さな展示室ですが、ジオラマなどもあり、小さいながらもなかなか工夫を凝らしてありました。サウンドコーナも利用したかったのですが、時間がなく、これは諦めました。

 写真は、入り口近くにあった『鏡花父子像』です。

じつは亡妻が若い頃から好きで、「婦系図」「歌行灯」ほか鏡花の本をたくさん集めていました。


[No.14094] Re: 金澤の思い出〜その4 投稿者:男爵  投稿日:2010/10/22(Fri) 22:13
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Re: 金澤の思い出〜その4
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>  あっしも男爵さんのように、ホテルから直ぐ行ける泉鏡花記念館を訪れました。たまたま彼の本の挿絵や装丁を受け持った小村雪岱の特集をやっていて、色々楽しませて貰いました

では
唐辛子紋次郎さんと私は
同じ空間を共有したんですね。
時間が違っていた。
 中は撮影禁止でした。

どこか江戸川乱歩や横溝正史の世界でしたね。

私は駅のお土産コーナーで、お菓子の「長生殿」が品切れのため
森八本店に行ったのです。
そこの敷地内に、この泉鏡花記念館があったわけです。


[No.14102] Re: 金澤の思い出〜その4 投稿者:   投稿日:2010/10/23(Sat) 09:31
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Re: 金澤の思い出〜その4
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  男爵さん、みなさん、こんにちは。

> >  あっしも男爵さんのように、ホテルから直ぐ行ける泉鏡花記念館を訪れました。たまたま彼の本の挿絵や装丁を受け持った小村雪岱の特集をやっていて、色々楽しませて貰いました
> では
> 唐辛子紋次郎さんと私は
> 同じ空間を共有したんですね。
> 時間が違っていた。
>  中は撮影禁止でした。

 そうでしたか。でも、あの小村雪岱の装丁はチョッと写しておきたかったなあ。
(^_-)-☆

> どこか江戸川乱歩や横溝正史の世界でしたね。

 なにかおどろおどろしい、いかにも日本の風景と云う感じでしたね。

> 私は駅のお土産コーナーで、お菓子の「長生殿」が品切れのため
> 森八本店に行ったのです。
> そこの敷地内に、この泉鏡花記念館があったわけです。
 
 じつはあっしもあの菓子文化会館というのには行っているのです。麩饅頭という銘菓も買っています。ここを抜けると大通りに出られますね。

 ところで、男爵さんの写真は周囲の建物が写っていて、よく雰囲気が出ていますね。むかしはこういう木造の家が普通でしたね。あっしも、玄関は写したんですが…。


[No.14103] Re: 金澤の思い出〜その4 投稿者:   投稿日:2010/10/23(Sat) 09:44
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Re: 金澤の思い出〜その4
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これは手前にある門ですが、まわりの建物に押しつぶされそうな感じですね。ここへ来る途中、外人の二人連れが迷っていてチョッと教えてあげたんですが、「この先」という英語の表示はあったんですが、肝心の門のところにない。これはつけるべきですね。

 門が路地の奥にあるわけですから、なおさらです。別の外人カップルにも館内で会いましたが、考えてみると、館内には、英語による説明書や、展示物の説明などもなかったようでした。これも早急に整備すべきですね。ケッコウ外国でも、人気の作家らしいので。


[No.14105] Re: 金澤の思い出〜その4 投稿者:   投稿日:2010/10/23(Sat) 10:50
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Re: 金澤の思い出〜その4
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この記念館にはケッコウこだわりました。帰りにミュージアムショップでいろいろ買求めたものの一部です。

 金澤というとなかなか遠くて来られないので。このDVDは鏡花、犀星、秋声の三羽烏の作品を石川テレビのアナウンサーが朗読したものに金澤の景色をダブらせたもののようで、まだ観ていませんが楽しみです。

 また、文庫本のほうは、「鏡花夢幻」は白泉社刊ですから、東京でも手に入りそうですが、「化鳥・夫人利生記」は記念館オリジナルなのでたぶん難しいでしょう。レアものです。


[No.14107] Re: 金澤の思い出〜その4 投稿者:   投稿日:2010/10/23(Sat) 11:00
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Re: 金澤の思い出〜その4
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これを見つけたとき、こりゃあいい土産ができたと、思いました。亡妻がことのほか愛読し、娘の頃から大事にしてきた鏡花。この名の入った線香です。いい香がします。色も三種類あります。

 この線香を毎日たいてやったら、仏壇の位牌の顔が一段と輝きを増すかも。など思いつつ家に持ち帰りました。


[No.14133] Re: 金澤の思い出〜その4 投稿者:   投稿日:2010/10/27(Wed) 19:45
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紋次郎さん

良いお土産ですね、良い事をされました。
奥様は鏡花を愛されたのですね、鏡花は奥さんの作った料理以外は手を付けなかったそうですね。
紋次郎さんの想いが伝わって来ます。
ところで、私が先に行った場合にはとても考えられないお土産です。
私が後から行ったら、紋次郎さんのこの書き込みを思い出して、まあまあのことはいたしましょう。

安房守


> これを見つけたとき、こりゃあいい土産ができたと、思いました。亡妻がことのほか愛読し、娘の頃から大事にしてきた鏡花。この名の入った線香です。いい香がします。色も三種類あります。
>
>  この線香を毎日たいてやったら、仏壇の位牌の顔が一段と輝きを増すかも。など思いつつ家に持ち帰りました。


[No.14134] Re: 金澤の思い出〜その4 投稿者:   投稿日:2010/10/27(Wed) 20:14
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   安房守さん、ご丁寧なコメントありがとう御座いました。

> 良いお土産ですね、良い事をされました。
> 奥様は鏡花を愛されたのですね、鏡花は奥さんの作った料理以外は手を付けなかったそうですね。
> 紋次郎さんの想いが伝わって来ます。
> ところで、私が先に行った場合にはとても考えられないお土産です。
> 私が後から行ったら、紋次郎さんのこの書き込みを思い出して、まあまあのことはいたしましょう。

 彼女はほんとうに好きだったんですね。遺品として残された鏡花の作品集はいずれもかなり読み込んだ跡がありました。

 鏡花は薄幸の作家だったようですね。母親9歳というこどものときに、また父親ともまだ若いうち二十代の青春期に死別しているようです。

 今回は時間もなく、体調も十分でなかったので、観光もこの記念館と蓄音器館だけに終りました。

 次回はもうすこし詳しく、鏡花の句碑なども訪ねたいと思っています。


[No.14110] 泉鏡花の高野聖 投稿者:男爵  投稿日:2010/10/23(Sat) 20:18
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唐辛子紋次郎さん  こんばんは

> どこか江戸川乱歩や横溝正史の世界でしたね。

これを機会に
泉鏡花の「高野聖」を読み直してみようと
図書館に行ってみたら
きれいな絵入りの大型の本を借りることができました。

本の表紙は
鏑木清方画「刺青の女」で
高野聖とは関係がないそうですが
雰囲気が似ていて
ここに載せたいのですが
著作権の関係でやめておきます。

この本には
「竜潭譚」も載っています。
この話は
泉鏡花記念館の中で
ジオラマと音声をつかって
巧みに再現していました。
本を読みながら、あれを思い出して、ぞくぞくします。


[No.14128] Re: 泉鏡花の高野聖 投稿者:   投稿日:2010/10/26(Tue) 20:23
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男爵さん、みなさん、こんばんは。

> この本には
> 「竜潭譚」も載っています。
> この話は
> 泉鏡花記念館の中で
> ジオラマと音声をつかって
> 巧みに再現していました。
> 本を読みながら、あれを思い出して、ぞくぞくします。

 あっしが入館したときはどうも「竜潭譚」ではなかったようでしたが、あっしも鏡花をそんなに読んだわけではないので、暫くはよくで分かりませんでした。

 きょうふと、鏡花記念館で貰った「ガイドペーパー」というのを見ていたら、このジオラマでは、別に「春昼」もやっていたようでした。

 今でも「慄然として、遁げもならない処へ、またコンコンと拍子木が鳴る。……すると貴下、」と低声でゆっくりと語る朗読者の声が耳の底に残っています。

 そうだ、あれは「春昼」という作品だったのか。すでに暗闇に包まれた寺の裏山に忽然、現れた舞台、これもありありと目の前に浮かんできます。

 あっしの体は、もしかしたらまだ半分は、金澤にあるのかも。(^_-)-☆


[No.14127] Re: 金澤の思い出〜その4 投稿者:   投稿日:2010/10/25(Mon) 22:03
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Re: 金澤の思い出〜その4
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 近くの説明板に鏡花は館のある下新町に生まれ、幼時はこのあたりを遊び場としたらしいというので、この神社も遊び場の一つだったかもしれない。

 なお、金澤25天神札所と云うサイトに、かれはこの社の前の家で誕生したとあった。

 時間がなくて入らなかったが、境内にはかれの句碑もあったらしい。