画像サイズ: 381×490 (59kB) | あっしも男爵さんのように、ホテルから直ぐ行ける泉鏡花記念館を訪れました。たまたま彼の本の挿絵や装丁を受け持った小村雪岱の特集をやっていて、色々楽しませて貰いました。「日本橋」などの装丁も雪岱が手がけたわけですが、さすが鏑木清方と並び称されるだけあって、やはり中々いいものを出していました。
鏡花はケッコウ神経質だったので、雪岱もご機嫌取りがタイヘンだったのではないでしょうか。ここはほんとうに小さな展示室ですが、ジオラマなどもあり、小さいながらもなかなか工夫を凝らしてありました。サウンドコーナも利用したかったのですが、時間がなく、これは諦めました。
写真は、入り口近くにあった『鏡花父子像』です。
じつは亡妻が若い頃から好きで、「婦系図」「歌行灯」ほか鏡花の本をたくさん集めていました。 |