何でもむかし、オペレッタ全盛時代というのがあったらしい。田谷力三くらいはあっしでも名を聞いて知っているけれど、詳しいことになるとマッタク無知同然。
ある本で、当時あった「日本館」だか「東京歌劇座」だかで、大正6年頃、『コロッケの唄』(「カフェーの夜」というオペレッタに出てくる)というのが大ブレークしたという。
そのころ、洋食の御三家といえば、フライ、カツ、コロッケだったそうな。この唄は三井財閥のボンボン、益田太郎の作詞・作曲だとか。
先程あるサイトを観たら、昭和61年に(2/25〜3/7)三越劇場で、こんな催しがあったらしい。オペレッタが盛んだった、その時代を蘇らせようという試みで、そのなかで歌われる曲名を見ると大変懐かしいものが多い。
「ベアトリ姉ちゃん」「恋はやさし」「ティッペラリー」「コロッケーの唄」「マドロスの恋」「小さな喫茶店」「アマポーラ」「マリネラ」「月光値千金」
このときの謳い文句をご紹介しましょう。『これは昭和五年、一九三〇年を軸に、その前後十年くらいを浅草を中心にした下町の舞台で云々』
1930年はあっしの生まれ年で、その前となると、兄貴の生まれた大正になる。(^_-)-☆
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