[No.354]
Re: 昭和初期のスキー
投稿者:Pan
投稿日:2008/02/15(Fri) 14:50
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不虻さん、マーチャン、みなさん こんにちは。
スキーと聞くと浮かんでくるのは映画「銀嶺セレナーデ」です。
まさに別世界の美しさで、あのすばらしさには嫉妬しました。
>> 選手の物は別ですが、当時の一般のスキーは、本体がイタヤや楢、樫などの木製、最上級は北米のヒッコリー製でした。靴は私など小学生はゴム長靴、そして当時ビンディング(正確にはビンドゥンクか)と呼んでいた締具は、靴の爪先と足首をベルトで締めてスキーと靴を固定させる方式。杖は竹に丸い輪の付いた杖2本(父の頃は1本杖だったそうですが、当時は2本杖になっていました)。
>
> 明治26年生まれの父も、会社の同僚とヘタなスキーを楽しんでいたようです。
私が初めてスキーに行った時は、父のお古を使いました。
板はエッジなどは無く、幅も狭くて、先端の湾曲部が長かったように思います。
自分で鉄板を細く切って自家製のエッジを付けていた人もありましたね。
昭和27年です。
靴は革ですが、十年以上も使っていなかったので、皮はバリバリになっていて
割れた箇所もありました。
分厚くて長い毛糸の靴下も残っていましたからそのまま使いました。
締め具も勿論皮で、踵は板から浮くようになっていましたね。
ストックは竹製で、竹の輪が皮でつないでありました。不虻さんの仰っている
のと同じです。
足もとがグラグラで、スキーを履いて少し登るのも大変だし、滑り降りるのは
もっと大変で、絶対に曲がれませんでしたが、スキーとはそんな物かと思ってい
ました。
近い場所で日帰りでしたが、帰ってから2日間は熱を出して休み、1週間以上
も片側の尻が紫色になっていました。
数年以上も後に貸しスキーを使ったとき、初めて私の使った道具が如何に無茶
苦茶なボロボロであったかを知りました。
30歳を越してから初めて自前の道具を買いましたが、上達することもなく今
に至っています。
しかし、スキーのお陰で毎年の冬はチェーンを巻いて雪の峠道を越え、戸隠で
過ごすことを覚えました。
何時の頃からか、スキー場はファッションを競うようになったので興味を失い、
自分はさっぱり上達しないこともあって、むしろ雪道を車で突破することの方が
目的になりました。(^^;
> 多分、この写真はアフタースキーに、茶店で「鍋物」など突きながらいっぱいつもりでやってきたところだと思います。
スキーの後で、熱い善哉や甘酒を飲むときの美味しさは格別ですね。(^o^)
***** Pan *****