[No.563]
Re: 悠々世代(其の二)
投稿者:年金青年
投稿日:2008/02/23(Sat) 17:38
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変蝠林さん、タンマさん、こんにちは。
仰るように引き廻しには二つあって、「江戸市中引き廻し」と「江戸五ヶ所引き廻し」があったそうですね。
「江戸市中引き廻し」は今現在の23区の周りを一日中かけて、決まった道筋を廻ります。
もう一方の「江戸五ヶ所引き廻し」は日本橋・両国橋・筋違・四谷・赤坂の五ヶ所だけを廻ります。
もちろん江戸市中引き回しの方が重い罪の刑罰です。
引き廻しは罪人を縛って、馬に載せ、罪状を紙に記して、それを幟(のぼり)にし、道筋を行き交う人々に見せて歩く刑罰です。
引き廻しは死刑以上の思い罪を犯した人が受ける附加刑で、引き回しが終わったら、囚人に死刑が執行されます。
ところが、初期の頃の市中引き廻しは、引き廻しをしている間に限り、最後のお情けなのか、引き廻しを受ける囚人の望みを出来るだけ何でも叶えてやるという習慣になっていたそうです。
なので、死刑が差し迫ってやけになっている馬上の囚人は「うなぎが食いたい」、「寿司が食いたい」、「酒が飲みたい」、「茶だ」、「水だ」とわがまま放題の要求をし、同行の与力らを困らせていたそうですし、鼠小僧次郎吉は薄化粧していたとか・・・
ただ 私が歩いたコースは休憩や昼食時間を入れても8時間以上! どう考えても長すぎるのですが、お江戸の地図ではそうなっていました(笑)