画像サイズ: 374×466 (58kB) | これも8年前のことですが、マーチャンとイタリアのリグーリア地方に行ったときのこと。あれはたしかデイヴァ・マリーナと云う鉄道駅でした。
ついて見ると大田舎で、タクシーの乗り場もありません。ひとも殆ど歩いていなかったのです。こりゃあいけないと、幸い駅前にあった電話ボックスから助けを求めると、おばさん風のひとが車を転がしてやってきました。
受けつけでは、かなりの日本通らしく、チェッキンの間、いろいろ日本がらみの話題で盛り上がりました。たとえば彼女の口から坂本龍一の名前や、ゴミバコなどという日本語までが飛び出したのです。
それで気を良くして、夕食へ臨み、美味しいワインや料理に舌鼓を打ったまではよかったのですが、一夜明けるとタイヘンな事態が起こりました。チェックアウトをして、歩いてみれば割りと近かった駅へ着いて見ると大きな貼紙。
「本日ゼネスト決行」やる方はケッコウかもしれませんが、旅行者にとってはケッコウどころの話ではありません。慌てて宿へ戻り、相談するとタクシーの運転をしてくれることが分かりました。まあ、タイヘンな散財になってしまったのですが、ほかに選択肢は有りませんでした。しかし、車は比較的大きなバンタイプだったので揺れないし、おかげで列車では絶対に味わえない高さや角度からの海景を心行くまで楽しむことが出来ました。
さいわい目的地についた後は、ストも解決したようで、順調に行きましたが…。(^_-)-☆
写真は投宿したホテル名『クレリア』の入った陶器製のデキャンタと、ミネラルウオータの瓶など。 |