留学生を連れて東京に行きます。 東京のお台場に近くにある国際会議場で研究発表をすることになっています。 ところが、乗るはずの新幹線に留学生の姿が見えません。 まあ、大人なんだから、乗り遅れても後から来るだろう。 そう思って私だけ出発します。 その会場に午後になって現れた留学生は、乗るべき新幹線を間違えたと言いました。 同じような時刻に発車する新幹線が別にもあったのです。 はっと気がついてもホームが離れていて、いったん階段を下りてまた上らないといけないという場合もあります。 それでも、なんとか東京に来られて、発表も無事すんだからやれやれです。
実は私も似たようなことをしています。 駅まで駆けつけて、なんとか間に合ったと、動く窓の外を見ながら安心して座席に座っていると、重い荷物を持ったおじさんがやってきます。 「もしかしたら座席が違うんではありませんか」 そう言われて私の座席指定券を見直すと 私の乗るべき新幹線は、一時間後だったりします。 「失礼しました」と席を立ち上がったところに車掌さんが来て これこれしかじかと説明すると「座席指定券ですから、どこかあいているところに座ってください。ただし後から人が来たら立ってください」と言われます。 本日も間違えないようにしないといけません。
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