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[No.6542] 活動ホーム4月4日 投稿者:あや  投稿日:2014/04/05(Sat) 13:39
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活動ホーム4月4日

4月から新年度となったが、3月20日ころから4月の体制で行われていたので、
新年度という意識は持てなかった。
グループの部屋の変更、職員の一部変更、所員さんの一部変更などが行なわれた。
今まで奥のほうだったBグループが入口近い部屋となった。

今日はBグループに入り、若い男性のKさんとランチョンマットたたみ、それが
終ったあとはタオルたたみとなった。
「Kさん、鈴木です。一緒にやります、よろしくね」と右手を出すと、自分も手
を出し握ってくれた。やるテーブルを決めて、乾かしてあったランチョンマット
の入っている籠をテーブルの上に置くと、彼はやったことがあるのだろう、きれ
いに伸ばして二つ折りにしてくれた。私は棚からそれを入れる籠を持って来てた
たんでくれたものを入れた。「これでいい」という具合に、一回、一回私の顔を
みながらやってくれるのだ。

「Kさん、上手、きれいよ」など言いながらにこにこしてあげるのだ。話しはで
きないがよく理解できる人なのだ。そんなことをしているうちに自分で籠に入れ
るようになった。50枚くらいはあっただろうか。終ると、その籠を持って棚に
行き乗せてくれた。背が低いので届くかどうか心配していたのだが、背伸びをし
て置いたのには感心してしまった。

それからは以前にも一緒にやったことがあるタオルたたみとなった。テーブルの
そばへタオルの入った大きな袋を引っ張ってこようとするので、
「Kさん、狭いので少しづつ運んできましょう」と言い、少し歩いてのところか
ら運んでもらうことにした。3枚か4枚を運んでくると、そばの椅子を引出しそ
の上に置いて始めたのにも驚く。しかも椅子を少し斜めにして取りやすくしてい
るのだ。
タオルをテーブルの上できれいに伸ばし、自分の方から端を持って二つ折りにす
るのだが、反対側の端がよほど乱れていない限り、ぱたんと放り出すように合せ
る。うまく二つ折りに重なる時もあるが、乱れることもある。そして更にぱたん
と四つ折りにするのだった。

「ありがとう。上手」と声をかけながら、私は白と色ものに分けて重ねて行く。
もちろん変にたたまれているのは直さなければならない。
20枚をひとまとめにして紐でくくるので、ふた山ができると、
「縛るから、椅子に座って休んでくださいね」と言うと、椅子に座って私を眺め
ていてくれる。
11時の休憩時間にはお茶を飲んで、11時45分までやった。
「Kさん、終わりになったわね。食事になります。ありがとう。またよろしくね」
と手を出すと手を握ってくれるのだ。

他のボランティアは、始める前に名のったり、名前をいつも呼んだりしているか
どうかわからない。聞いたことないのだ。私は私の流儀でやっているが、これで
いいのかどうか。

そんなことで、昼ごはんが済んだあと、彼はノートと鉛筆をロッカーら持って来
て、絵を描きはじめる。いつものことなのだ。テレビに出てくるのだろうか、ロ
ボットや子ども、おとなの顔など、動物も魚も書いてある。ノットのページは描
くところがないほどびっしり埋まっている。それを捲って見せてもらい、描いて
もらうのだ。今日も
「描いてくれる」と頼むと、開いていたところにあったロボットを描いてくれた。
もう一枚は捲っていたが、やはりロボットなのか蟹なのかちょっとわからないが、
聞いても答えはないので、自分で判断するしかない。
とても上手ではある。こんなことをするのも私だけのようだ。何枚か溜まってき
ているのはうれしいことである。