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[No.6544] 謎のガーミュダ海域冬景色 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2014/04/05(Sat) 22:55
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 大西洋上の小国、ガーミュダ国の航空機が、事もあろうに、何の前触れもなく突然消息を絶った。もちろん、飛行前から予兆のようなものが全くなかった訳ではない。当日のパイロットは、有名な『バーミュダ・トライアングル』の大ファンで、パイロット仲間では、それを知らぬものはいなかったという。

 この行方不明事件。音沙汰が無くなってからもう、かれこれ3か月は優に経っているはずだ。ガーミュダ国の国王は、首相を飛ばして、じかに運輸大臣を自室に呼びつけ、「この役立たず奴が!」と頭ごなしに怒鳴りつけた。一喝された運輸大臣は、外相などとも相談をして、世界各国に援助を求めた。要請を受けた国々は、すぐさま最新鋭の機器、多数の人員を出動させ、ためにガーミュダ海域は、援助する国々の艦船やら兵士やら、航空機やらで、まるで芋の子を洗うような状態になった。

 これら艦船や航空機の、ニアミスも日常茶飯事だった。さながら、救助のワールドカップか、オリンピックであった。しかし、相変わらず、消息を絶った機材も、乗客も、乗員も、いったいどこへ行ったのか、いまだにマッタク見当も付かないという体たらくである。

 国王の変度陸は大臣をすべて呼び集め「もう21世紀にもなると云うのに、3か月を過ぎても何の手がかりもないというのは一体、どうしたわけだ。全員、頭をそって出直せ」と絶叫。

 翌朝、全員頭をそって、国王の御前へ伺候したが、国王はその有様を見て余計悲しさが込み上げて来たのか「よよよ、あの航空機には、婚儀を来月に控えた、わしの大事な息子パハリート王子と、隣国から来た花嫁のベシーナ姫が搭乗しているというのに…」というなり、その場に泣き伏してしまった。同じく不安と悲しみに打ち拉がれていた、王妃のビジンダーラは、その姿を見るなり、ショックで卒倒してしまった。それを見た侍女たちは、慌ててご典医を呼びにやるやら、蒼白になって、ソファーに寝かされていた王妃に、急ごしらえの薔薇水を振りかけるやら、てんてこ舞い。

 はてさて、この結末、どうなることやら。目下、同国では、箝口令を布告。新聞、雑誌、テレビなども、詳しい事情を知っているのか知らぬのか、現在のところ、完全に沈黙している。

 紋次老探偵は、この事件の裏には、どうやら異星人が絡んでいそうな気がする。だってそうでしょ、アメリカは宇宙人の死体を複数体、某所に隠匿しているというじゃあありませんか。

 あっしは、かれらが、それを取り返すために、意図的に不明機をどこかしら、あっしらの想像を遥かに超えたような場所に、キープしているとみる。「そちらが、四の五の言わずに、我が方の仲間を全員、返して寄越すのなら、こちらも、例の消息不明機を即時、しかも無傷のままで引き渡してもいい」何かそんなこと、云いそうな気がするじゃあありませんか、ね〜え、皆さん。

                                 (おわり)


[No.6548] Re: 謎のガーミュダ海域冬景色 投稿者:あや  投稿日:2014/04/16(Wed) 11:28
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>  この行方不明事件。音沙汰が無くなってからもう、かれこれ3か月は優に経っているはずだ。ガーミュダ国の国王は、首相を飛ばして、じかに運輸大臣を自室に呼びつけ、「この役立たず奴が!」と頭ごなしに怒鳴りつけた。一喝された運輸大臣は、外相などとも相談をして、世界各国に援助を求めた。要請を受けた国々は、すぐさま最新鋭の機器、多数の人員を出動させ、ためにガーミュダ海域は、援助する国々の艦船やら兵士やら、航空機やらで、まるで芋の子を洗うような状態になった。
>

その後はどうなっているのか?あまりニュースにはなりませんね。

>  翌朝、全員頭をそって、国王の御前へ伺候したが、国王はその有様を見て余計悲しさが込み上げて来たのか「よよよ、あの航空機には、婚儀を来月に控えた、わしの大事な息子パハリート王子と、隣国から来た花嫁のベシーナ姫が搭乗しているというのに…」というなり、その場に泣き伏してしまった。同じく不安と悲しみに打ち拉がれていた、王妃のビジンダーラは、その姿を見るなり、ショックで卒倒してしまった。それを見た侍女たちは、慌ててご典医を呼びにやるやら、蒼白になって、ソファーに寝かされていた王妃に、急ごしらえの薔薇水を振りかけるやら、てんてこ舞い。

そんなこともあったんですかー。テレビを見る時間もない私。ついていれば耳に
入るくらいなので、困ったものです。

>  紋次老探偵は、この事件の裏には、どうやら異星人が絡んでいそうな気がする。だってそうでしょ、アメリカは宇宙人の死体を複数体、某所に隠匿しているというじゃあありませんか。
>
>  あっしは、かれらが、それを取り返すために、意図的に不明機をどこかしら、あっしらの想像を遥かに超えたような場所に、キープしているとみる。「そちらが、四の五の言わずに、我が方の仲間を全員、返して寄越すのなら、こちらも、例の消息不明機を即時、しかも無傷のままで引き渡してもいい」何かそんなこと、云いそうな気がするじゃあありませんか、ね〜え、皆さん。

私の考えはちょっと違うけど、知人に似たようなことを話したら、空港というものは
世界で管理されているので、そのようなことは絶対ないといわれました。

でもほんとうにどこに沈んでいるんですかね。