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[No.6563] ハバロフスク小唄 投稿者:男爵  投稿日:2014/05/08(Thu) 05:47
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ラジオ深夜便  5月7日 川野一宇アンカー  「昭和歌年鑑〜昭和24年の流行歌」
  ハバロフスク小唄
http://www.youtube.com/watch?v=6jd2aWuoG_Y

三波春夫を思い出す。三波春夫はよくこの歌を歌って、辛かったシベリア抑留を語っていた。
  国際法違反のソ連の仕打ちを決して忘れてはいけない。

さて
世界初の人工衛星に乗って「地球は青かった」と言ったガガーリンは
札幌でのパレードでは大歓迎を受けました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1273556242

炭坑で育った私は5月のメーデーは労働者のお祭り
赤旗、ソ連 などはお祭りのイメージと結びついています。

ところが
根室に行ったら、町をあげてソ連嫌い。なにしろ終戦に突然ソ連軍がやってきて
それまで住んでいた島から追い出され、祖父の代から今まで漁をしていた地域で魚や昆布を採ると強制的に拿捕されるのですから。 罰金を払わないと牢から出されない。

同じ北海道でも、炭坑と根室では、ソ連に対する感覚が正反対。

そこで、なにごとも先入観にとらわれてはいけないということです。
 ○○は好きだ。  ○○は嫌いだ。 一度そう思うと絶対に思いを変えないのは、とらわれの人、つまり固定観念にとらわれたアタマの硬い人。  石頭

かくあるべし、こうでなければならない。 一度そう考えたら決して考え方を変えない。
ある種の○○学派といわれる人々を見ると、ああこの人たちは発展はもうないのだなと思ってしまいます。
 自分が正しいと思うことは、どんなに辛くても苦しくても守るということは、信念という言葉で表されることもありますが。

赤毛のアンも、ギルバートに「人参あたま」と言われカーッとなって石版で彼の頭を叩いてしまいます。
ギルバートは悪人だ、嫌な奴と思っていたアンは、しかし、ギルバートがあとで彼女に貴重な教師の職を譲ってくれたことで、考えなおしします。お礼を言って、アンの感情は変わります。(もともと女の子に気のある男の子は、わざと意地悪するのも、相手をこちらに向かせたいから)
 しかも、マリラから、若い時マリラはギルバートの父と仲良しだったのに、ささいなことで喧嘩して、二人は結婚できなかったことを教えられます。マリラからしたら、アンがギルバートと仲良くするのは、マリラの夢を叶えることになるのです。

さて
多くの日本人が非難するソ連のした日本人捕虜のシベリア抑留ですが
一人だけ評価する人がいます。
それはシルクロード学者の加藤九祚(きゅうぞう)先生

上智大学のドイツ語科の卒業なのに、学徒動員でそのためシベリア抑留の仕打ちを受けた。
ところが、加藤先生のユニークなところは、辛かったシベリア抑留のおかげでロシア語が堪能になり、のちのシルクロード学者になるときロシア語の文献を読める数少ない研究者として大成したわけです。
ただで外国留学できて、しっかり語学の基礎をつくることができたから、自分の学者の成功はシベリアに原点があったと思う。 それを聞いて180度の発想の転換を思い知らされました。