一昨日のことだった。夫が散歩から帰ってきて、 「風呂は沸いているか」と言う。 「うん、お湯入れたわよ」と答えた。 「まさか、水ではないだろうな。ちゃんとお湯を入れたのか」で、一瞬、待てよ? と思い、風呂場へ行ってみたら、水を出していたのだ。 「ごめん、沸くまで待って」と言うしかなった。 最近、夜になると30分くらい歩いている。病気を持っている夫はなぜか、 「まだ、生きる。死ぬもんか」など言いながら歩いているのだ。
そんなことで、以前にも水風呂のこと、あったなー。と思いだした。ちょうど文章 の類を整理しているところなので、すぐに見つかった。
水風呂 2007/08/02 「風呂は沸いたか」 「うん、もう入っていいわよ」 「おーい、ちょっと来てみろ」 なにがあったかと思うような言い方、うるさいなと思いながら風呂場へ、 「これ、なんだ。ちょっと手を入れてみろ」 手を入れるまでもなかった。ガスの元栓が開いていない。 「ごめん」 こんなこと初めてだった。なんで元栓を開けないで、水を出したのかわからない。 明日はゴルフで早く起きなければならない夫、早く寝かせたいのに、大失敗をして しまった。 「いいよ、待っている」 と裸のままソファに座って、テレビを見ている。ときどき、 「湧いたかー」 と言いながら。 水を張ったのだものそんなに早く沸くわけがない。 何回か手を入れて様子をみた。そのとき気がついたのだが、風呂の温度が44度にし てあった。夫が変えたのだろう、いつもは41度にしてあるのだ。 いくら早く沸かしたいからと言ったって、風呂の温度を44度に上げても早く湧くわ けはないだろう。 「ばかぁ」と思ったが、黙っていた。私もドヂしたのだから。 こんなこともある。流しの蛇口からいくらたってもお湯が出てこない。「壊れたの かな」と思いながら、風呂場へ行ってみたら、元栓を開けずに、「運転」のスイッチ だけを押してあったのだ。 ガスが出ていないのだから、お湯が出るわけがない。 最近歳を取って、ぼけたのこともあろうが、だいたいにしておっちょこちょいなの である。
これを記録したのは2007年のこと、7年経過していることになる。その間、 失敗はなかったので、ボケのうちには入らないわと、自分を慰めた。
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