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[No.6748] 花一枝 投稿者:あや  投稿日:2014/09/11(Thu) 21:49
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白杖を持つ女学生が、男性にけとばされたニュースが放映されました。
テレビを見ることが少ない私、自らテレビのスイッチを入れることはほとんどない
のです。
夫が見ているニュースをちらちら見ることで終わっています。。

この白杖の女学生のニュースもそのようなことで、あまり詳しくは見ていないので
すが、でも、ひどい人がいるののだと憤慨してしまいました。

今、俳句の整理をしていることもあって、関係のある句を探してみたのです。


  白い杖持つ人の手へ花一枝

さくらを見に行った時のこと、そばに品のいい白杖をつかれた女性がやってきた
のです。もちろん杖をつかない方たちも一緒でした。よけいなことと思ったので
すが、小さな枝を折って、
「ちょっと枝を折ってしまいました。きれいです」
と、お渡ししたのです。喜んでくださいましたね。持って歩いても気がつかない
くらいの小枝でした。


  杖を持つ乙女の寄るやばらの垣

この方は白杖ではなく、足が悪いのか普通の杖をついていました。ばらの垣根が
長く続く歩道なのですが、立ち止まって見ていたら、そばへやっていらしたのです。
若い女性でした。
「きれいですね」と私は語りかけると、
「はい、きれいです。ここを歩くのが好きなんです」など、しばらく話したのです、
「また、お逢いしたいです」と彼女のうれしい言葉で別れを告げました。


  白杖の人に肩貸す雪の道

ちらちら程度の雪だったと思います。前を歩いていた男性が、道を渡ろうとしたの
です。駅前で車やバスが多いので、私は飛んで行って、
「車が多いですね。肩をどうぞ」と申し上げたのです。
「ありがとう」と肩に手を置いてくれました。渡り終わると、
「この先は大丈夫でしょうか」と言うと、
「大丈夫です。よく通るのです」と言われてビルに沿って歩いて行かれました。

白杖をつく方には、その方にどうしたらいいかと思いながら、手助けをすることが
あります。この方のように肩を。また腕を持たれる方もいます。ときどき会う若い
男性は白杖はついていませんが、後ろに回って、私の両肩に手を当てて歩きます。
若いだけあって、勢いがよく一緒に走るように歩くのです。
とても楽しいです。

そういえば何日か前のこと、混み合った駅の階段を下りる盲目の女性、危なくて
見ていられない状態でした。
「大丈夫ですか。混み合っています。お手を貸しましょうか」
「大丈夫です。すみませんが、下へ降りたら、歩くところへ連れて行ってください」
と言われたので、一緒に下まで行き、案内しました。喜んでくださってよかったです。

あの事件を見て、このような思い出がよみがえったのです。


[No.6809] Re: 花一枝 投稿者:GRUE  投稿日:2014/09/25(Thu) 14:16
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あやさん、みなさん、

白杖の方に、このようなことをさりげなくできるのはあやさんならでは
ですね。勇気がないとできません。

それにしても、この一寸したことを句にまとめることができるのも素晴
らしい。

又、聞かせてください。


[No.6811] Re: 花一枝 投稿者:あや  投稿日:2014/09/26(Fri) 20:43
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グルーさん、みなさん、

ありがとうございます。
昨夕から19時間、4人の障害を持つ方の世話をしてきました。
そのようなことで、日頃のお付き合いの中にいる方たちと
同じお付き合いができているからと思うのです。

>
> 白杖の方に、このようなことをさりげなくできるのはあやさんならでは
> ですね。勇気がないとできません。
>
> それにしても、この一寸したことを句にまとめることができるのも素晴
> らしい。
>
> 又、聞かせてください。

なかなかできない句ですが、またお読み下さったら幸いです。