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[No.7752]
全国オフ伊勢神宮とシーボルト展
投稿者:男爵
投稿日:2016/11/04(Fri) 19:19
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[No.7751]
Re: 絵画の越境について
投稿者:GRUE
投稿日:2016/11/04(Fri) 16:08
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紋次郎さん、みなさん、こんにちは、
又々不思議なお話のご披露ですね。
絵画が大好きで鑑賞の経験が豊富な紋次郎さんならではの
お話しかと思います。
D画伯はお近くにおられる訳ですから、すぐとはいいませんが
続編を楽しみにしています。
[No.7750]
絵画の越境について
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/11/01(Tue) 12:05
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(1)
きのうは、買い物の帰りに、街の小画廊へふらっと寄ってみた。特に見たいものがあった訳でもないのだが、相変わらずヒマだったので、ついつい入ってしまったのだ。中では、油の小品展をやっていた。
入った途端、入口の椅子に掛けていた作者と思しき人物が、さっと立ち上がって、絵を観ているあっしの、背後から声を掛けて来た。別にこちらかた聞いたわけでもなかったが、展示してある絵について、いちいち丁寧に説明をしてくれた。
作品は花の絵が多かった。しかし何かおかしい。というのは、たいてい一輪か二、三輪が画布の中央に大きく描いてあるのだが、花の茎のないものがいくつかあった。花が宙に浮いているのだ。さっそく「この茎の描いてないのは、なにか意図があってのことですか?」と尋ねてみると、別に悪びれる風もなく、さらっと「これはねえ、まだ描きかけなんですよ」という答えが返って来た。
ふつう個展などを開こうというひとが、描きかけの絵を出展するだろうか。しかも絵の下にはすべて、売値が付いていて、すべて2万か3万だった。そしてそのすべてに「値段は、相談に応じます」とある。あっしは生来とくべつ質問好きな性分なので、画伯にひと一倍質問を浴びせかけたせいか、先方では自分の絵に、余程関心があるのと勘違いしたらしく、絵の注意書きと同じようなことをふたたび繰り返した。あっしが「しかしですね、あっしのところは、いわばゴミ屋敷で、たとえ絵を頂戴したところで、それを飾るような場所はマッタクありませんよ」というと、ソレっきり最期までそのことに触れようとはしなかった。
しかし事の成り行きで、あっしは作者のD画伯と同じテーブルに座ることになってしまった。Dさんは「ちょっと待って下さいね、見せたいものが駐車場にあるので」というなり、いきなり画廊を飛び出していった。
これはマズいぞ。ちょっと相手のペースに合わせすぎたかな。と思った。駐車場というのはつい目と鼻の先にあるはずなのに、意外と長いあいだ待たされた末、やっとそのD画伯は戻って来た。
(2)
別に大荷物を持って来たわけではなかった。彼はテーブルに付くとあっしに一枚のパンフレットと自らの画集を示した。そこには画伯の主催するチャリティ油絵展について、いろいろと書かれていた。それを見て驚いたことが二つあった。
ひとつは会場が有楽町の某会館であり、他は八重洲の某展示場(これは会期が7月24日までで、もう終わっていた)になっていた。ひええ、スゴイとこでやるんだなあ。
もうひとつは、そのパンフレットに載っている絵が、今目の前にしている絵とは、まるで別人の作のように見えたことだ。そう云っちゃあ何だが、小画廊の絵はしろうとのような、むしろ稚拙な感じを与えるのだが、こちらは立派な山水画なのだ。
しかし、案内の「油絵」展というのは間違っているのではないか。これはもしかして水墨画ではないのか。そこを問いただすと、自分は雪舟や等伯の絵に感銘を受け、研鑽の甲斐あっていま、そうした画風に到達したのだという。そう云われてパンフを再読すると、たしかにそのようなことが書いてある。
う〜ん、あっしはここで唸ってしまった。実はあっしの従妹も絵を描くが、いつか東京の「上野の森美術館」で観た絵は、日本画家なのにまるで油絵のような色使いだったのだ。たしかに、昨今両者の境界線はなくなった、と何かで読んだことはあるが、油絵の画家が、日本画風に描いた絵を観るのは初めてだった。
むかし「子供の領分」と云う題名の曲があったが、いったい絵画の境界とは何だろう。あっしには、今もって不明である。
************************************
★ところで、小さい疑問はのこる。最近画伯は、市内に小画廊を設けたという。開所当初は使用料を有料にしていたが、現在は無料だという。
一見、社会奉仕家のようにもみえるが、この小品展の絵にはすべて値段が付けてある。東京展でも、入場は無料だが、販価はいくらと明記してある。もちろん、チャリティーなので、その内の一部は施設に寄付されるらしいが…。
おわり
[No.7749]
コワイ六条御息所
投稿者:男爵
投稿日:2016/10/30(Sun) 07:37
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六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)は、源氏を独占したいと渇望しながらも、年上だという引け目や身分高い貴婦人であるという誇りから素直な態度を男に見せることができず、自分を傷つけまいと本心を押し殺す。
この自己抑圧が、以降物語の中で御息所を生霊、死霊として活躍させる。
押し殺した妬心が、抑制の失われる度に身からさまよい出でて、源氏の愛する女君たちに仇を成すようになるのである。
「夕顔」の巻で源氏と逢引する夕顔を取殺した物の怪は、物語からは御息所のそれとも取れる。
葵巻では、葵の上の牛車と鉢合わせし、場所争いで葵の上方の下人に恥辱的な仕打ちを受けた。
これが発端で御息所は生霊となって妊娠中の葵の上を悩ませるが、それを源氏に目撃される。
その後葵の上は夕霧を無事出産するも急死。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%9D%A1%E5%BE%A1%E6%81%AF%E6%89%80
コワイ六条御息所
しかし、六条御息所の娘は斎宮となり
その勤めを終えて都へ帰ってきてから、源氏の世話で後冷泉帝に入内する(秋好中宮)。
六条御息所の死霊も、娘の世話をしてくれる源氏にはさすがにお礼を言うため現れるのだが...
だがしかし、これで終わらず
六条御息所は死後も紫の上や女三宮などにとりつき、源氏に恨み言を言いに出現した(「若菜下」「柏木」)。
娘の中宮もその噂を聞き、母がいまだ成仏していないことを悲しんで、御息所のために追善供養を行った(「鈴虫」)。
いま気がついたのだけど
源氏の世話する女たち一族は、六条院に住んでいるのだが
そこはもともと六条御息所ゆかりの地なのだ。
六条御息所にとってホームグランド、だから死霊になっても出てくるのではないだろうか。
源氏は土地の選択を誤った?
[No.7748]
「泥かぶら」
投稿者:男爵
投稿日:2016/10/27(Thu) 05:56
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大阪ニュース
意思の力信じて 「泥かぶら」12年ぶり大阪公演
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161026/20161026038.html
劇団新制作座が11月2、3日、大阪市此花区西九条6丁目のこども文化センターホール(クレオ大阪西)で「泥かぶら」(作・演出真山美保)を公演する。
1952年の初演以来、上演回数は全国各地で1万回を超える不朽の名作。大阪では12年ぶりとなる。
顔が醜いと嘲笑され、周囲から浮いた存在だった少女「泥かぶら」が、ある老人との出会いにより、村一番の美しい人になるまでを描く。
そもそも、この少女は美形だったのではないか。
乞食のような生活をしていて身なりも粗末で、顔も汚れていたから
みんなにいじめられ馬鹿にされていたのではないだろうか。
あるとき,出会った老人から
いつも笑顔で人に親切にすれば美しくなれると教えられ
実行しているうちに誰からも美しい女の子と言われるようになり
半信半疑で水にうつった自分の顔を見て驚く。
しかし、美人が必ずしも幸せかというと
ストーカーに襲われたりするこの頃。
ほどほどの美人がよいのかもしれません。
[No.7747]
読書/池上季実子
投稿者:男爵
投稿日:2016/10/25(Tue) 09:42
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はたして、ここの部屋にあう内容か
それはともかく、最近読んだ本の感想です。
池上季実子「向き合う力」
https://www.amazon.co.jp/%E5%90%91%E3%81%8D%E5%90%88%E3%81%86%E5%8A%9B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E5%AD%A3%E5%AE%9F%E5%AD%90/dp/406288271X
小さいころ父親は自分の言うことを聞かないと、妻にも子供にも暴力をふるう父親だった。
あの作家曽野綾子の父親も家族から大いに恐れられ嫌われていた。
幼い彼女は何度も「コロシテヤル」と心の中で叫んだという。
曽野綾子は成人して、結婚するなら優しい男でないとと思った。
優しい男、それだけで結婚した相手が、たまたま赤門(大学)の出身だったのはオマケであったと書いている。
思うに、池上季実子の父も曽野綾子の父も、自分の思うとおりにすれば家族はよくなると思い込み、そうでないと絶対許せなかったのであろう。
猛烈な思いいれ、そして手が早かったのだろう。 家族から自分がどう思われているか気が付かなかった。
だから離婚に至った。家族から嫌われた。 (これも自己責任か)
池上季実子は28歳の時、旅番組のレポーターとして、カナダの赤毛のアンの島に行った。
不吉な予感がして、観光用の馬車に乗ることをためらった。
彼女のマネージャーも監督に彼女を乗せないよう頼んだ、しかしマネージャーがいなくなると監督は馬車に乗るよう強制した。
そのあとで事故が起こった。
暴走した馬 衝突で彼女は投げ出された。 今の残る後遺症
カナダ・ロケの映像はお蔵入り 企画した女性プロデューサーは連絡が取れず
彼女の所属する政策会社は「彼女がいないと何もわからない」というばかり。
企画を放送するはずだったテレビ局にも事故は報告されず、その結果、今に至るまで事故の補償はまったく受けていない。
もう一冊
山折哲雄監修 槙野修著
「源氏物語」の京都を歩く
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8E%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%8F%E3%81%AE%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%82%92%E6%AD%A9%E3%81%8F-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A7%87%E9%87%8E-%E4%BF%AE/dp/4569705723
あやさんのおかげで、源氏物語を読んでから
源氏物語に関する本を少なからず読んできました。
折口信夫「源氏物語は、ある点、若菜の巻さえ読んでおけばわかるといえる」「内容もほかの巻に比して小説的に優れている」
というのは、まことにそのとうり。 いまになってそう思う。
http://www8.plala.or.jp/shinozaki/genji-index.htm
この著者も書いているように
宇治十帖はなくてもよい話。
おそらく源氏物語を読んだ読者たちがもっと読みたいという要望にサービスするために書かれた話なのだろう。
大君(おおいきみ)と中の君の話が落ち着くと
浮舟が突然登場するのも不自然だ。
もっとも、宇治のあたりの雰囲気は好きなのだが。
今の京都に、源氏物語当時の雰囲気を残せというのも無理な注文だ。
[No.7746]
Re: 『ヨーロッパの民話をたずねて〜3』
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/10/15(Sat) 18:07
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みなさん、こんばんは。
国民性なぞは、古くからつたわる民話や、小話などをよむと、なにか手がかりが得られそうな気がして、こういったものは、昔からあっしは、わりと好きです。で、昔話の
『締めことば』とかいうのがあるようですが、この方では、日本が一番豊富のように思うのですが…。西洋のなどはあまり、バラエティーがないように思います。じつは西洋のは、あまり良くは知らないのですが、日本のでは、あっしの調べたのだけですが、こんなのがありました。
どっとはらい、どっとはりゃあ、どっとはれ、
とっぴんぱらりのぷう、とっぴんぱらりのぴい、
とっぴんからりせんしょのみ、
これきってw、とっぴんぱらりのぷう、これで、とっぴんぱらりの
すったごだっごのぴい、
五葉の松原とっぴんぱらりのぷう、
いっちょさけポツン柳にとんぼがぶ〜らぶら などなど。
でも、これでみると、とっぴんぱらり系が、何といっても一番多いですねえ。
[No.7745]
Re: 『ヨーロッパの民話をたずねて〜2』
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/10/15(Sat) 17:50
[関連記事] URL:http://http:/ |
男爵さん、みなさん、こんばんは、
むかしの魔術師たちが今の世にタイムスリップして、東京ビックサイトあたりに飛び出して、人型ロボットや、自動運転車やドローンなどに遭遇したら、ビックリ仰天して腰を抜かすか、心筋梗塞になるのでは。それとも、
自らのスキルのあまりの貧しさに深く恥じ入って、閉門蟄居するとか、夜陰に紛れて、長年の間、門前に掛けてあった、「魔術指南」の大看板をこっそり外すやら、そこら中で大騒ぎになることでしょうね。
[No.7744]
Re: 『ヨーロッパの民話をたずねて〜2』
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/10/13(Thu) 23:24
[関連記事] URL:http://http:/ |
男爵さん、みなさん、こんばんは。
> 機械の暴走、コンピュータの暴走
> 今でもありそうな話ですね。
> 正しく操作しないで、墜落した飛行機の事故を思い出します。
> 自動制御やマニュアル操縦など、複雑になってくると事故も起きる。
そうですね。むかし、氷の冷蔵庫しきゃなかった時代のほうが、科学の発達した現在の21世紀より、毎日の暮らしが、かえって楽だったような。
すくなくとも、60万戸が一斉に停電するなんてことはなかった。また昔の電気洗濯機の方が壊れにくかったし。いま、東京とかへ出掛けるときだって、相当余裕を持って出ないと、必ずと云っていいほど、車両故障だの、信号機の故障などがとんでもないところで起こり、予定の時刻に、待合わせ場所に到着することは至難の業になっています。
[No.7743]
Re: 『ヨーロッパの民話をたずねて〜2』
投稿者:男爵
投稿日:2016/10/13(Thu) 11:01
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唐辛子紋次郎さん こんにちは!
> つぎに、旅行へ行く前に読んだのが、先だって旅行したばかりのチロル、北イタリアのアルト=アーディジェ州に伝わる民話のひとつ。これも大抵の方はご存じの「魔法使いの弟子型」の民話なのです。
> このテーマで有名なのは、ゲーテの詩に基づく、「魔法使いの弟子」で、フランスのポール・デュカスの交響詩となって大成功を納めました。
この話は知っていましたが
ゲーテの詩があったのですか。
> あらすじは、魔法使いの弟子が、師匠の留守中に、ほうきに魔法をかけ、掃除をさぼろうとしたのです。今でいえば家事専門ロボットに仕事を任せて、自分はその間マンガでも読んで過ごそうという魂胆。
>
> ところが、肝心のほうきに掛ける呪文を忘れてしまい、パニクってデタラメにやったところ、さあタイヘン、たちまちそこら中が水浸しになり、どうにも手が付けられなくなる。
機械の暴走、コンピュータの暴走
今でもありそうな話ですね。
正しく操作しないで、墜落した飛行機の事故を思い出します。
自動制御やマニュアル操縦など、複雑になってくると事故も起きる。
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