ひまさへあれば文章を打ち込んでいる私ですが、なかなかここへアップでき ないでいます。 そんなことで、寂しい「文集」になってもいけないと思い、古い文書を引っ 張り出してみました。
ナイター
友人とナイターを見に行った。この友人が勤務する会社の社長が持っている シーズン席へ時々招待されるのだ。 今夜は、横浜・ヤクルトで、6対3でヤクルトが勝った。雨の予報だったが 降られずにすんだ。
私たちの野球観戦はそんなに熱心に見るということでもなく、どこを応援し ているわけでもない。球場でビールを飲みながら、駄弁るということが楽し いのだ。 そんなことで、7回の裏で引き上げることが多い。今夜はちがった。いくら 野球音痴の私でも、7回の裏で帰るわけにはいかなかったのだ。いい試合を していたので、8回戦まで見た。そこでなんとなく決着がわかって球場をあ とにした。
そのあとは横浜へ出て、ラーメン屋でセットを取り、ビールを飲んだ。 新横浜へ着いて歩きはじめた十一時ころ雷雨となり、かなり強く降った。野 球場で降られなかったのは幸いであった。
朝の夫との会話は、 「シーズン券はどっち側なんだ」 「一塁かな。ピッチャーマウンドがあるでしょ、そしてここがバックネット このへん」と私は指で書いて見せた。 「ばか、そこなら三塁側だろ」 「あっ、そうだわ」 「そんなことで、野球がわかるのか、見に行くのか」 「どうだって、いいじゃない」 「ビールはどうするんだ」 「行ってから買いますよー」 いつものことで、ビール飲んで、しゃべってくるだけだと思っているのだ。
そんなことを言いながら、 「ヤクルト応援してこいよ」だった。 帰っていったら、 「ヤクルト応援してきたのか」 「応援してあげたわよ。黒木って足が速いね」 「黒木?」 「あっ、ちがったかな。青木かな?」 「・・・」 漫画である。
もう、何年も前に書いた文章ですが、お読みいただけたら幸いです。
そんな私ですが、10代のころから川崎球場へ毎晩のように見に行ったのです。 父から、縁側で近所の子どもたちの野球の話をよく聞いたものです。それがあっ たからでしょうか? また、弟の嫁の姉さんのご主人が、巨人ファンで勝った日などは大変でした。 特に土曜日の夜に勝った時は、翌朝、朝風呂を沸かして、酒盛りが始まるのです。 2階に住んでいたことで呼ばれるのです。 楽しかったですね。
ここ2年くらい前に、その友人も退職したので、券が回ってきません。そんなこ とで、ナイターで呑むのではなく、呑み屋へと行ってのことになりました。
どうぞ、みなさま、投稿をお願いいたします。
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