ガラケーを使い始めてから17年以上になる。電話とメールくらいに使って いて、インターネット関係はパソコンを使うので、特に不都合は感じていな かった。
ところが、2007年にアップルからスマホの走りであるiPhoneが出た。 これに続いて、他社からもアンドロイド系のスマホが続々と登場すること になる。
しかし、スマホを購入する決心はなかなかつかなかった。その理由は後から まとめて述べるが、目が弱くなって、字が小さく書き込みが困難であり、 高価格の元が取れそうにないことであった。
それでも、その機能の斬新さには心を引かれていた。
で、我慢出来ずに、2010年、初代のタブレットiPadが出ると、事前予約を して購入した。9.7インチあり、字が大きかった。WiFiモデルにしたので、 屋内の環境では維持費が0で、機能を楽しむには十分であった。 パソコン起動は面倒な事も多く、閲覧用には一瞬で起動するiPadは大きな魅力 であった。
2,3年前に、SIMフリーのスマホに、格安SIMを使う話がでてきて、 これにはずっと狙いを付けていた。
2013年秋、アンドロイド系GoogleのタブレットNexus7(2013)を購入した。 (アンドロイド版も試したかった) これは、もちろん、SIMフリーであった。音声通話機能はなく、データ通信専用 であり、従って対応する格安SIMもデータ通信専用であった。格安SIMはショ ップで買ってきて、MVNOのIIJmioと自分で契約し設定もした。
従って、維持費は、月に1000円ほど払うだけで済んでいる。今もそうで ある。
これで、SIMフリーのスマホを買って、格安SIMを買って自分で契約、 設定するための技術的準備は済んだ。
後は、スマホのSIMフリー版が発売されるのを待つことだった。 ただ、諸般の状況で(孫のところと同じ機種)、iPhoneを待っていた。
実は、ガラケーをスマホ(iPhone)に切り替える自分なりの条件は次のようであった。
1.字を大きく → 大きなサイズのiPhoneが出る
2.維持費が安く → SIMフリーのiPhone 格安SIMを使う
3.2年縛りがない → 同上で可能
4.価格体系の簡単化 → 同上で可能 (価格体系の複雑さには心底うんざりしていた)
5.書き込みが簡単に → これは難しい 仕方ない
6.バッテリーが長持ち → これも難しい だが、仕方ない
2014年にSIMフリー版のiPhone6及び6plusが発売されたことで、上の 1−4が実現できるので、ここで踏み切ることにした。
家族の分も含めて、ガラケーからスマホ(iPhone6/plus)に切り替えた。
どちらも、音声通話機能付きなので、格安SIMもそれの対応版を購入する。 しかも、MNP(携帯番号引き継ぎ制)である。
音声機能付きは一寸面倒だが、それもクリアして移行は終わった。
維持費は、1台について2000円ほどである。普通の電話発信はまず使わない ので(代わりに無料のIP電話を使う)、ほとんどこれ以上にはならない。 ガラケーよりも安くなった。
家族は、孫との会話は、facetime(アップルのIPテレビ電話)、メール/ 写真転送はiMessageで、楽しんでいる。これだけでも、スマホ(iPhone)に 変えたメリットはあったようです。
切り替えて、2,3ヶ月になるが、大変快適です。
長い長い経緯でした。
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