画像サイズ: 520×390 (79kB) | つぎは展示室のレイアウトだが、入口には『懐かしグッズ』を置いた。大体来場者の大半は老人が多いと踏んだ。それで、あらかじめ昔の女優や男優、人気者などのブロマイドを東京で仕入れておいた。力道山や高倉健、大竹しのぶ、ドリフターズと云った面々だ。
ご来場者があると、あっしが先回りをして、揉み手などしながら「へっへっへ、えーと、順路はこちらで御座います」とやります。「あにい、順路だとお、な、生意気な」などと息巻く客も全くなく、穏やかに進行しました。
このあたりには、またバカボンのパパなどを配し、すこし進むと、季節外れの凧、羽子板などが挨拶する仕組みになっておりやす。ま、さいしょに「大人も子供も寄っといで」と書いた手前、双方を自分なりに織り交ぜた感じ。
また子どもたちの空間を強調するため、壁に子供たちの額入り写真を数点飾った。出来は悪いが、あっしがカイガイの旅行中、折に触れてスペイン、ドイツ、チェコなどで撮ったものだ。しかも、チェコのは、比較的新しい乗り物であるセグウェーに乗って街中を走っている写真。あちらでは、すでに指導員付ではあるが、公道を自由に走っていることを伝えたかった。プラハなどでは、誰でも金さえ払えば自由に乗れるのだ。
子どもと云えばお人形。近頃の子は電子玩具以外は見向きもしないが、懐かしさを表現するにはアナログも必要なのだ。というのは、アナログ人間である大人が、大勢来ると睨んだからだ。人形は、亡妻が生前いろいろ集めていた。あまり多いので、そのうち、特大のこけしを一つだけ選んだ。
これは相当大きく、ぶっとくて、高さが30センチ、頭の部分だけで直径が10センチは優にある。そのほか、お人形の定番キューピーもいくつか、それに、マーチャンからお土産にもらった、ホーキに跨ったドイツ北部の本場の?魔女人形、日本でも人気のある、口を大きく開けたムンク人形などなど。(つづく) |