今年のニュースでやはり、印象に残るのは柳原良平さん他界のニュースです。さんらく亭さんのように、特に知り合いというわけではありませんが、あっしらの年代では、みんな例外なく『知り合い』と云っていいのではないでしょうか。
この時代のサントリ―宣伝部の人脈をみると、コピー関係では良平さんと机を並べたという開高健あり、『洋酒天国』の2代目編集長の山口瞳あり、イラスト関係では、柳原良平、さくらクレパスや主婦の友で活躍した、キャリア豊富の坂根進あり、といった具合で鉄壁の布陣といっていい。
さいきん、良平さんの「アンクルトリス交遊録」を読んで大発見をした。実はあっしは7月にミニミニイベントをやったのだが、その時旅に出ようコーナーに、客船に造詣の深い良平さんの「「客船史」を散歩する」「船図鑑」「船旅の絵本」などを陳列し、すぐ隣に、特に深い考えもなく、野間恒さんの「豪華客船の文化史」を置いた。
ところが後で知ったことだが、「交遊録」の舟キチ仲間という章に、この野間さんが出て来たのである。しかもさらに読み進むと、この人がまだ学生のころからの知り合いだそうである。
あっしが、二人の著書を並べたのには、やはり浅からぬ縁があったから、自然とそうなったのかも知れない。ただ、
この「交遊録」、地元の図書館に頼んだら、当市のすべての図書館になく、かなり離れたF市から取り寄せてくれたのだが、裏表紙に『汚れあり』と書いてあるだけあって、どうもばばっちい。内容に紋題はないのだが、これだけは、どうも頂けない。(-_-;)
今回、「交遊録」で知ったことは、あのアンクルを指して良平さんがしきりに、二頭身半と云うことだった。ミスユニバース日本代表で、世界大会で見事3位に入賞した、伊藤絹子の、スタイルがいいというので、八頭身と云う言葉が当時大流行したのを思い出した。その逆を行ったわけで、漫画だけによけい可笑しい。さて、
この間、東京のN町へ行き、さる骨董屋を覗いたら、あるはあるは。良平さん絡みのもろもろが、入口の付近に、いろいろあるではないか。
何がってあーた、良平さの絵の付いたコースターから、マグカップ、戦士コップ、ビアマグもあったような。さらに上の方を見ると、おおおっ、あっしが端本で持っていて、ミニミニで展示した「洋酒マメ天国」が、36冊揃いでデ〜ン、ただし、お値段が2万円だと☆。これじゃあ、ビンボー人のあっしでは、チョット手が出ない。一応、拝むだけで素通りしました。(おわり)
☆ 木製函付きになると、4万円近くにもなるらしい。(@_@;)
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