ちょっと変わった使い方を3つほど紹介する。
1)古典文学全集持ち運び労力の低減手段 8年ほど前から日本の古典を読む会に参加し日本書紀の通読を完了、現在は続日本紀全5巻の通読に入っている。 全集本はとても重く(解説部分を含め1冊当たり約700頁/重さ約1.2kg)、持ち運びが結構疲れる。 そこで当日必要な頁数だけタブレットのカメラで撮影・保存し、教室ではタブレットの画面を見ながら音読している。 当日分を読み終えたら消去し、次の回に同じことをする。 これで荷物が軽くなり、だいぶ楽になった。
2)日本語教室用の教材画像利用 長らく来日外国人のための日本語教室にボランティアで参加している。 会話での意思疎通が不自由な相手に非日常語(例:動植物名、食物・料理名、日本文化・行事等)を説明・理解させるのはとても難しい。 そこで当日話題になりそうな(或いは したい)事物・現象などの画像を予めネット検索してタブレットに取り込んでおく。 受講者にそれを見せながら説明する。 お蔭でコミュニケーションがスムーズに行くようになった。 なお、まだ実施していないが今後チャンスがあれば翻訳ソフトの活用もやってみる積り。 我々の教室に来る人は中国・韓国・英語圏の人が大部分。 片言の日本語と英語での会話、または漢字を利用した筆談でかなりの程度コミュニケーションが取れるが、ごくたまに英語もダメ、漢字も読めない人が来た時は大変。 即興の手書き絵や身振り手振りで対応するがとても苦労する。 最近の翻訳ソフトはかなり改善されているようだ。 中近東やアフリカの言語にも対応している。 ただ、重いPCを持ち込むのは大変な上、我々の使っている教室はネット接続環境がないので活用できなかった。 モバイルルーターとタブレットがあれば我々と受講者がタブレット画面を互いに覗きながら会話することも可能。今後ぜひ試したい。 タブレットは宝の箱だ。
3)マジック用BGMへの活用 趣味でマジック教室に通っている。 舞台でマジックを演じるには演技にマッチしたBGMが不可欠。 曲は演技に合わせて選び、幾つかの曲をつなぎ合わせて1つのBGMにする。 本番の時には自分で編集したBGMをCDに入れて持参するが、教室での練習時にはBGMが未完成、また、音響設備もないため、タブレットに収録したいくつかの候補曲を流しながら先生や先輩の助言を受ける。 ラジカセでもできないことはないがタブレットの方がはるかに小型軽量、かつ、曲選びや頭出しも早くて容易、とても重宝している。
|