画像サイズ: 193×240 (49kB) | 2週間ほど前である。妻の部屋から悲鳴が上がった。「おとーさん大変!私のコンピューターがおかしい!」私が駆け付けると、コンピューターの画面がいつもと違い、自動的になにやら作業を始めていた。Windows10へのアップグレードが始まったのであった。
妻によれば、Wordで文章を書いていたとき、突然画面がおかしくなって、コントロールが効かなくなったのだという。仕方ない、コンピューターのなすがままに任せることにした。妻のコンピューターは、数年前に買ったWin7搭載のDELLのマシーンであったが、ハードディスクには十分な空きがあった。
一方私のコンピューターである。昨年新聞広告で注文したヒューレット・パッカードのもので、当時、パソコンショップでは、もうWin8しか売っていなかったが、これはWin7が載っている5万円ほどの特売品であった。以降私は、冊子「ぺんぷらざ」の編集等にフルに活用してきた。
最近はやたらにWin10へのアップグレードを勧誘するポップアップが出てきていたが、私はその度に✖印で消して来ていたので、私のPCは安全と思っていた。妻はそれを抜かったのであろうと考えていた。
ところがである、先週の土曜日(6/4)、K通信を発信後、EXCELを操作していると突然入力のコントロール効かなくなって、Win10へのアップグレードが始まってしまったのであった。これに対する対処については、友人たちからいろいろ聞かされていたが、私は上の空で聞き流してきた。✖印で十分と思っていたからである。
今回私はPCのなすがままに任せることにした。マシーンが新しかったので、問題は起こらないだろうと考えたからである。
その日から、私のPCの画面は、青い海岸の砂浜を若い女性が走っているWin10のマシーンに替わってしまった。そして画面左隅の田の字の模様をクリックすると、タイルと呼ばれる新型アイコンの画面に替わる。
さて、私は解説本を買ってきて、Win10を楽しむことにした。Microsoftの退潮が続いているのは周知のことである。AppleのiPadに押され、Googleの検索機能やGmailにどんどんお株を奪われている。
私は先日PCの仲間の会で、GooglePhotoという、写真のクラウドへのバックアップ機能を勉強した。私の写真が、他のPCに負荷をかけることなくどのPCやタブレット、スマホからも見られる。その後Googleの翻訳機能の活用を試みた。これは見事に日本語の音声入力ができ、それを、英語だけでなく中国語や韓国語に訳してくれるのである。これらの機能は、Win10でも出来るはずである。ITはどんどん進化してゆく!
(2016.6.11) |