はたして、ここの部屋にあう内容か それはともかく、最近読んだ本の感想です。
池上季実子「向き合う力」 https://www.amazon.co.jp/%E5%90%91%E3%81%8D%E5%90%88%E3%81%86%E5%8A%9B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E5%AD%A3%E5%AE%9F%E5%AD%90/dp/406288271X 小さいころ父親は自分の言うことを聞かないと、妻にも子供にも暴力をふるう父親だった。
あの作家曽野綾子の父親も家族から大いに恐れられ嫌われていた。 幼い彼女は何度も「コロシテヤル」と心の中で叫んだという。
曽野綾子は成人して、結婚するなら優しい男でないとと思った。 優しい男、それだけで結婚した相手が、たまたま赤門(大学)の出身だったのはオマケであったと書いている。
思うに、池上季実子の父も曽野綾子の父も、自分の思うとおりにすれば家族はよくなると思い込み、そうでないと絶対許せなかったのであろう。
猛烈な思いいれ、そして手が早かったのだろう。 家族から自分がどう思われているか気が付かなかった。 だから離婚に至った。家族から嫌われた。 (これも自己責任か)
池上季実子は28歳の時、旅番組のレポーターとして、カナダの赤毛のアンの島に行った。 不吉な予感がして、観光用の馬車に乗ることをためらった。 彼女のマネージャーも監督に彼女を乗せないよう頼んだ、しかしマネージャーがいなくなると監督は馬車に乗るよう強制した。
そのあとで事故が起こった。 暴走した馬 衝突で彼女は投げ出された。 今の残る後遺症
カナダ・ロケの映像はお蔵入り 企画した女性プロデューサーは連絡が取れず 彼女の所属する政策会社は「彼女がいないと何もわからない」というばかり。
企画を放送するはずだったテレビ局にも事故は報告されず、その結果、今に至るまで事故の補償はまったく受けていない。
もう一冊
山折哲雄監修 槙野修著 「源氏物語」の京都を歩く https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8E%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%8F%E3%81%AE%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%82%92%E6%AD%A9%E3%81%8F-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A7%87%E9%87%8E-%E4%BF%AE/dp/4569705723
あやさんのおかげで、源氏物語を読んでから 源氏物語に関する本を少なからず読んできました。
折口信夫「源氏物語は、ある点、若菜の巻さえ読んでおけばわかるといえる」「内容もほかの巻に比して小説的に優れている」 というのは、まことにそのとうり。 いまになってそう思う。 http://www8.plala.or.jp/shinozaki/genji-index.htm
この著者も書いているように 宇治十帖はなくてもよい話。 おそらく源氏物語を読んだ読者たちがもっと読みたいという要望にサービスするために書かれた話なのだろう。
大君(おおいきみ)と中の君の話が落ち着くと 浮舟が突然登場するのも不自然だ。
もっとも、宇治のあたりの雰囲気は好きなのだが。
今の京都に、源氏物語当時の雰囲気を残せというのも無理な注文だ。
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