透析器がおかしくなったため、病院へ行ったら即入院となり、翌日の1月20日に入院した夫。検査の結果、体には何事もないということで、今日28日退院となった。もちろん透析は家で続けるのだ。
土曜日のことでバスの時刻が平日と違っているため、3回も乗り換えるのに1時間くらいも無駄があった。1回目のバス乗り換えで、39に乗るバスを、なにを感違いしたのか36に乗ってしまった。どちらも横浜へ向かうバスなので、間違えてしまったのか、乗って気づき、二つ目で降り走って戻った。やって来たバスに乗り、椅子に座って、議案書などチェッし、直したりした。
2回目の乗り換えで30分位待ち時間があったが、まだ時間が早いため店は開いておらずで、バスの一つ前の停留所に向って歩いた。そこは広い広い公園の前で、公園には子ども達15人位が走ったり、体操みたいな動きをしていた。反対の隅を見ると年配者たちか、ゲートボールというのか、ゴルフの姿が木の間から見え隠れした。その更に奥ではブランコやすべり台で遊んでいる親子の姿があった。
こんな冬の公園、しかもまだ10時にはなっていない。家の近くに公園はたくさんあるが、こんなことは見たことがない。そんなことでうれしくなり歩き回った。 この公園は以前住んでいた近くでもあり、倶楽部の理事をしていた時に何回か「まつり」を計画し、実践したこともあるのだ。 パンジー、すみれ、木々が茂ってすばらしい公園なのだった。思い出にふけりながらバスを待った。
やってきたバスに乗り、病院の前で降りたが、降りると病院の庭に夫の姿があった。声をかけると、「バスが来るだろう、乗っているかどうかと見ていた」と言う。 まだ病室にいて、私を待っていると思ったのに、驚いてしまった。バス停にカバンが置いてあった。 「全部、入れてきたの。忘れものはないの。まだ病室にいるかと思ったのに」以前は病室へ行き、荷物を片付けたものだった。
帰りのバスに乗ったら、 「一昨日、夢を見た。うしろの窓が割れるような音がしたので、向くと、ハンマーを握った男がいたのだ。「このやろう」と大きな声で叫んで、ハンマーを持つ手を左手で押さえ、がつんと2発顔面を拳骨で叩いた。そこで目が覚めた。見るとベッドの柵を掴んでいた。男の顔を叩いたつもりがベッドの柵を叩いたのだろう。右手を見ると青あざが出来ていた。痛い」と見せた。 見ると、かなり膨らんだ大きなあざがあってびっくり。触ると、 「痛いよー」と手を引っ込める。 「俺も捨てたものじゃない。普通なら逃げるとかするだろう。今でも男の顔は覚えている。目玉が大きく白黒になっていた。」 「ナースセンターまで俺の声が聞えたと言うが、回りの人たちはどう思ったのか、びっくりしただろうと思うがわからない」と言う。
病室が3つ位向こうの、ナースセンターの職員もその時は来なかったらしい。朝、夫に言ったようだ。病院ということで、夢でも見て叫び声をあげたくらいにしか思わないのか。夫はナースセンターまで聞えたと言うことで、入院患者達に迷惑をかけたかもしれないと言っていた。
なぜ、そのような夢を見たのかわからないが、夫の最後の言葉は、 「あや、お前も気をつけろ。寝ている時にお前を殴るかも知れない、離れて寝ろ」だった。
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