画像サイズ: 600×454 (43kB) | バレンタイン・デーは、西洋人にとっては恋人たちのお祭り。 日本のクリスマス・イブのように恋人たちがデートしたり、男が女にプレゼントを贈る。 赤いバラを届けて愛を告白する若者も多い。
チョコレートは特に関係ないし、女の子が男の子に告白する日でもない。 (日本では女性が男性にチョコレートを贈る日だと言ったら、ドイツでも笑われた) (男が女にプレゼントしてもいいし、ときには女が男にプレゼントすることもあるそうです)
さて、石油王国のサウジアラビアでは 最近ではバレンタインデーに宗教警察が目を光らせはじめた。 イスラム以外の宗教行事は一切禁止なのだ。 こっそりクリスマスを祝っていたフィリピン人のグループが現場をおさえられて国外追放になった。
バレンタインデーは、もともとカトリックの聖人の祝日で、フランスなら「サン・ヴァランタン(聖バレンタイン)」と呼ばれている。 英語では単に「バレンタイン・デー」だったので、聖人の日だとはっきり認識されなかったらしい。
だが、異教の聖人の日であり、この国では絶対ご法度とされる結婚前の男女交際を助長するゆゆしき祭りだということがわかってから、風当たりが強くなったのだ。
竹下節子:不思議の国サウジアラビア
バレンタインはローマ時代の、カトリックの司祭だった。
ローマの兵士は恋してはいけない、妻や子供などいたら存分に戦えないから扶養家族は不要という皇帝の命令にさからって 恋人たちの結婚に手助けした。
これは許されないと怒ったローマ皇帝に処刑されてしまった。
しかし、キリスト教迫害の時代に、自分の身を顧みず布教に命を捧げたバレンタインは偉いと、後に聖人になった。 (キリスト教の布教のため、考えつくあらゆることを試みた当時の聖職者たち。 江戸時代のキリシタンや宣教師の受難につながる)
日本人は クリスマスを祝い 大みそかには除夜の鐘を聞いて、元日には初詣をする。 キリスト教、仏教、神道 無節操にあらゆる宗教を受け入れる。
これは日本人の問題点とものの本に書かれているが しかし、五木寛之のいうように これしか認めないという一神教では、世界は戦争になってしまう。 むしろ日本のようにあらゆる宗教を受け入れるという姿勢の方が、これからの国際平和には必要なのではないだろうか。
そう思いませんか。
イスラム留学生たちと、ムスリムのラマダン明けや犠牲際を一緒に祝う日本人もいます。(ムスリムではないが彼らの祭りを一緒に祝う日本人) |