画像サイズ: 241×988 (93kB) | 珠玉の作品集
相原さんから「我が人生に ありがとう」という400ページを超える立派な本が送られてきた。これは相原さんが、ここ数年の間に、こつこつと書き溜めてこられた随筆を一冊の本に纏めたものである。(丸善仙台405頁)
相原さんは1935年生まれで、東北電力で働いてこられた方で、定年後人生や社会に対する思いを、主として私たち仲間でやっている「ぺんぷらざ」に発表してきた。
仙台郊外の旧家の当主で、保守的なしっかりしたお考えをお持ちである。
また、特筆すべきは、あの東日本大震災の折、自動車で脱出を図るも、押し寄せた津波に捉えられ自動車ごと流されたのであるが、自動車が中空の木の枝に引っかかって、奇跡的に助かったという経験もお持ちである。
実は昨年の夏には、同じ「ぺんぷらざ」仲間の大倉さんが「昭和ヒトケタの人生回顧」という小冊子を自費出版されている。(コシーナ新書154頁)
大倉さんは1934年生まれで、三菱電機に勤務の後定年された方である。10年ほど前に奥様をなくされたが、悲しみを乗り越えるために、次の人生を模索して中国に留学された。今は新しい奥様と老人マンションに入られているが、この度はピースボートの世界一周旅行に出かけられた。船中では得意のピアノを演奏され、カラオケ教室を開いたという。
もう一人、私とペンプラザの幹事をやっている小川さんは、80歳を機に作品集「和気満堂」を出版された。(高頭書房197頁)
小川さんは富士銀行の支店長を務められたのち、電器関係の会社の監査役をされていたが、「ぺんぷらざ」の発行人であるもとNHKの諏訪さんの意気に感じて、冊子の編集にくわわったのである。
実は「ぺんぷらざ」誌の同人からはすでに何人もの方が、自分を語る冊子を自費出版してきている。これらの冊子は、それぞれ我が子のように愛しいものと思う。 かくして「時は流れゆく」との感慨が沸きます。
(2017.3.18) |