中村ひろ子:食べてやせる健康食
現代日本人は、豊富な(おいしい)食べ物に取り囲まれ ついつい太ってしまう。
その結果、あちこち身体の問題が出てくる.... とお医者さんは警告します。
世界には飢えて死ぬ人も多いと聞きます。 終戦後シベリア抑留の人たちは食べ物が少なく、争いになったり悲惨だった。 (どうして日本政府はソ連に抗議しなかったのか。韓国なら今からでも抗議するところ) (国際法違反のロシア人)
いま(終戦直後)北海道開拓に移住した人たちの記録を読むと 食べるものがなく、草でも木の実でも何でも食べて それでも食べ物がなく、生まれた子どもはやせ細ってすぐ死んでしまった等 読むのが辛くなります。
要するに 食べなければ太らないのですが 人間にとって食欲はなかなか抑えられないものです。
この本の著者は ダイエットするために必要なことは 自覚のみと書いています。
禁煙でもそうですが 本人が決心して、強い意志で続けなければなりません。 そのとき、自分で納得して、(煙草をとるか命をとるか) 実行するなら続けられるのですが 意志がそこまで固まっていなければ挫折してしまう。
あんがいダイエットしているつもりで 自覚がないというか、栄養の知識がないというか ざるで水を汲むようなことをしているものです。
よく言われる スポーツドリンクも飲み続ければ太る カロリーゼロというけれど、ある一定量以下なら、ゼロと表現できる というザル法に守られて、飲料生産販売業者は儲けているわけです。(彼らも家族のため稼いでいるから)
この著者の提案する3つのコース ・ Aコース 1週間で5キロやせる (要するに一大決心して、炭水化物と脂肪を少なくとる) ・ Bコース 3日間のショック療法 (要するに水、お茶そして思い切った食事制限) ・ Cコース 3カ月自分の勘で食べる (要するに炭水化物と脂肪は少なく、たんぱく質、野菜は十分に。無理のない食生活)
まずAコースで目に見える成果をあげる。 しかし、この方法は長続きしないから 継続できるCコースにする。本に書いてあるような△△を○○グラムに等こだわらず、自分のカンを大切にし、食べすぎたなと思ったら翌日は食事制限すればよい。 続けることが大切なので、太らないように気をつければ自然に体重減になる。
AコースとCコースをしてもだめな人は Bコースのショック療法で それこそハンガーストライキみたいな食事をする。だが長くはやっていられないから3日くらいというわけです。(そして体重減となったらしめたもの)
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