石崎洋司:太平記 http://www.iwasakishoten.co.jp/book/b191463.html
日本の太平記を中国の三国志のように楽しむ。
楠木正成を諸葛孔明と劉備玄徳をあわせた人物とし(知略と計略の達人、清廉潔白) 足利尊氏は曹操にたとえている。(曹操にくらべると、少し気が弱い感じ)
新田義貞は呂布に似ている。(勇猛果敢だが、だいじなところで詰めが甘い。非業の最期)
なるほどこういうふうに考えるとわかりやすい。 足利尊氏は曹操にたとえているのは、最後に勝ったから(?)。
唱歌「鎌倉」 https://www.youtube.com/watch?v=r-qFmcWyOQc
稲村ケ崎で新田義貞が宝剣を投げ入れ海を引かせるのは 旧約聖書ばりの奇跡。
海が引くというこのテーマは、ほかの話にも取り上げられている。 たとえば (児童文学)アーサー・ランサム全集 8巻 ひみつの海 干潟のこと 紅海 海が割れる 出エジプト記 モーゼ エジプト軍全滅 この故事をふまえて書かれてある。 欧米の物語は背景に聖書がある。
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