男爵さん & みなさん、お早うございます。
> その中で「急がしい」という語句を指摘され、笑われたそうです。 > > ところで、 > 福地順一:「石川啄木と北海道−その人生・文学・時代−」補遺 > のなかに下記の文章を見つけました。 > > ...どうも急がしい、今月から三日に一晩の夜勤、それに歌の選、まるで暇がない。歌壇は莫迦に景気が可い。 > 「弓町より」 函館日日新聞 明治43年11月3日 > > これは、啄木からの私信を、宮崎郁雨が函館日日新聞に紹介したようです。 > そして、新聞に掲載されたことで、宮崎郁雨が啄木に原稿料という名目で金銭的便宜を図っていたのではないかと著者の福地順一は推察するのです。 > > この啄木の文章の前の方にも > ...二葉亭全集の二巻も来月の初めに売出すので、今が一番急がしい。もうすぐ三巻の原稿整理に図書館通ひを仕なくちゃならない、ホントに一日寝て見たいものだ。 > とあります。 > > 啄木は「急がしい」と書いていた。 > 当時は、「忙しい」も「急がしい」もあったのでしょうか。 > > これらの文章は啄木全集の書簡集に載っているそうです。
私たち文章を扱う者は、このような間違いの文を引用するときには 「(まま)」という書き込みを添えることがあります。
私の狭い知識の範囲では昔から「忙しい」を「急がしい」と書くよ うなことはなかったようで、これは間違いをそのままにしておいたも のだろうと思います。
まや
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