画像サイズ: 333×460 (83kB) | もう一つはこの「キンダーブック」で、うちの町会は平均年齢が高いせいか「ふ〜ん、 こういうの、あったよな」と懐かしそうに手に取って、しげしげと眺めるひとも、少なからずあったように思う。
ちなみに、この本はかなり大型で、物差しを当ててみたら、210x300ミリほどあった。 これは、「国語読本」とは違って復刻本ではなく、実際に使われたものだ。その証拠に うら表紙の「もちぬし」欄に、ペンで姓名が記入してあった。
刊行は昭和26年というから、終戦直後のはずなのに、良い紙を使って立派な出来栄えだ。大体が絵本なので、数人の児童画家が手掛けているが、そのうち黒崎義介は、あっしのような紋外漢でも、たしか何度か聞いた名前だ。 |