画像サイズ: 510×342 (79kB) | マーチャンは、絵ハガキはまさに衰退の一途を辿っていると書いていたが、あっしは前回絵葉書のことを書いた手前で、もうひとつだけ書いて置く。
たしかに絵葉書は過去の遺物かもしれないが、世界中どこの街へ行っても必ず店頭に並んでいるのが絵葉書だ。これは、その街を知るにはガイドブックの類が一番だが、こうしたものは版も大きく、重いし、荷物にもなるし友人には送れない。これに反し、絵葉書は値段も手ごろだ。子供でも買える。
あっしのばやい、送れば送ったで、電話やメールでお礼を言ってくる人も4人や5人はいた。ところで今回気が付いたのは、出す方の話だが、ハガキに何も書かないうちに切手を貼るのは、止めた方がいいということ。
切手が一枚で済むのならまだしも、高額のがなく二枚貼るとかなりスペースを取る。(郵便局などで、高額のが売り切れのこともある)宛名シールなどあらかじめ持参したばやい、貼ると食み出してしまうことがある。それに、
ドイツの絵葉書だが、サービスの心算か、宛名の面に美しい景色などがあらかじめ印刷してあるものがある。これが、どういうわけか切手の形をしている。ご丁寧に二つも印刷されているものさえある。
この上に貼ればいいのだが、折角の美しい絵も残したい。そこで悩んでしまうのである。つぎに貼る位置だが、通常は右上だと思う。しかし、ここにも何かバーコードが印刷されている。
文章の面にも、例の美しい景色が大型の切手並みの大きさで、そう広くもない記入欄で頑張っている。文章の書き込みを意識的に邪魔して居るとしか言いようがない。さらに
ミュンヘンで買ったものなどは、特大文字でMuenchen Munick Monaco di Baviera ミュンヘンなどと書いたうえ、ごていねいにも裏の絵の説明が、市庁舎(グロッケンシュピール)と聖母教会の塔の写っているマリエン広場などと、ドイツ語でごてごて書いてある。
買った本人はそれが分かっていて購入したんだし、どうしても書きたければ絵の下に白い細長い空白を作り、そこへ簡単に書けばよい。
購入者を困らすような行為は、今後一切やめてもらいたい。これだけ言ったら、胸がすっとした。(^O^)
南チロルで買った絵葉書は、絵の面は7つもの山が枠で仕切られておりその各々に番号が振ってある。そして宛名面には薄墨色で山々のすべての山が描かれている。これにも番号があるので参照することが出来、非常に便利のようにみえるが、この図が文章記入欄の半分以上を占めている。ここへ文を書いたらこの図が台無しだ。
思うに、彼らはあまり長い文章を書かないらしい。たとえば、大きくGruesse aus Suedtirolとか書いて、その下にHansとかBernhardとか書いてお終いのようです。 |