画像サイズ: 600×428 (38kB) | 落窪物語は 継母からのいじめにあう、平安朝のシンデレラの話。
この話は、なんでも枕草子にも出てくるとか。
氷室冴子は、吉本興業を思わせる楽しい話だと書いている。
私の読んだ感想では、 「細うで繁盛記」の花登筺みたいな筆の立つ 作者が書いたのではないかと思う。
格調高いというよりは、平安時代の大衆小説という感じ。
いじめる北の方は、幸せになったヒロインとその夫に対して 最後まで反省しない。 すっかり落ち目になっても。 自分の娘や息子たちは、(継子を)いじめすぎたから、こうなったので 母親が悪いと思っていても。
ヒロインを助ける夫と、ヒロインの世話をする女房とその夫 彼らがいたからヒロインは幸せになれたのだが あの韓国のドラマの チャングムの世話をしてくれるカン・ドック(姜コ九)と その妻 ナジュテク(羅州宅)を連想してしまうのでした。 |