呆れたり、感心したりする時、人は「舌を巻く」。「舌を巻く」と言葉が出なくなる。呆れたり、感心して言葉がでなく状態が「舌を巻く」状態なのである。また、言い負かされて沈黙する時も「舌を巻く」が、これは「しっぽを巻く」、降参して「旗を巻く」にも通じている。 「知っているようで知らない日本語」 柴田 武 PHP文庫 多摩のけん