秋のお彼岸は過ぎてしまいましたが、みなさまお墓参りに行きましたでしょうか。ところで、何故お彼岸にお墓参りをするのでしょう?あの世は仏教では極楽浄土ですが、西方浄土ともいい、あの世は真西にあると考えられています。彼岸の中日の春分と秋分は、太陽が真東からのぼり、真西に沈みます。つまり、太陽は真西、あの世の方向に沈むので、はるか西の彼方にあるとされるあの世に向かって礼拝し、祖霊が眠っているお墓にお参りするのです。 「雑学、子どもにウケる、たのしい日本」 坪内忠太 新講社 多摩のけん