『がせ』とつくと、あっしら不心得者は、すぐガセネタなど、良からぬものを思い出してしまうが、がせが後につくものには、わりといいものが多い。
きょうの昼どき、NHKの「スタジオパークからこんにちは」に美川憲一が出演していた。美川と云えば何といっても「柳ケ瀬」ブルースだろう。それからむかし、「月ヶ瀬」という和菓子屋があって、東京にも出店していたように思う。なお、月ヶ瀬は、奈良市の梅の名所でもあるようだ。
いまは殆ど耳にしなくなったことばに「ゆるがせ」というのがある。〇〇について、ゆるがせにしない、してはいけないとかよく使われたような気がする。
地衣類の「サルオガセ」とうのは、サルの尾っぽにはめるかせであるとか、糸をつむぐ時に使う、かせ車のかせであるとか、いろいろに云われているようだ。
あまりパッとしないのが「爺が背」で、かくいう爺とはマッタク関係なく、ヒザラガイという貝の別名だと。分かったカイ、なんちゃって。(^_-)-☆
ほかにも『がせ』の付くのがあるが、もう碌なのは残っていない。たとえば、「人騒がせ」、「世間騒がせ」の類である。
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