[No.9726]
Re: 雑学「泥酔」
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/09/07(Wed) 22:34
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泥(デイ)の様に酔うというのは、『宇津保物語』などにも出ているそうですが、どろのようにの方が、ショウジキ日本人には分かりいいですね。
ほかの国では、いったいどう云うのでしょうね。さいきん読んだのでは、こないだのリオ五輪のオランダの体操選手が決勝進出に浮かれて、街へ出て飲み歩き、朝まで選手村に帰らなかったなんてのがあった。同選手は、このため除名処分を受けた。
日本ではむかしは、坂上田村麻呂をもじった、酒の上の田村麻呂なんてのが、罷り通り、そこかしこで物議をかもしたけれど、あちらでも、近ごろは酔っ払い運転や、橋からの飛び込みなども珍しくなくなった。
泥酔すると正体がなくなる。まさに『どろ』のようになる。イタリアでは、泥酔はウブリアーコ・フラーディチョで、このフラーディチョてえのに、ぬかるみの意味がある。そこで酔っぱらって、『どろ』のようになってしまう、ということになるので、千年以上も前の『宇津保物語』なんぞより、あっしの感覚には、ピッタシである。←たびたびの妄言お許し下され。<(_ _)>
そういえば、ぬかるみを云い表す言葉に、泥濘というのが、ありやしたね。