河北新報報道部:東北ゴミ戦争、岩波書店 1991
首都圏のゴミを トラックで国道の4号線や6号線をつかって 東北に運んで不法投棄するのが問題になっている。
というわけで 東北の各県と市町村は怒っている。 自分のところで発生したゴミは自分のところで始末してほしい。 いつも首都圏のごみを引き受けてきた東北が地震津波で発生したゴミを引き取ってほしいと頼んだら、東京都以外はみごとに断った。 冷たい日本人。
この本では、ゴミは住民だけでなく、商品を製造し売る会社や行政の問題でもあると指摘して、どうすればよいか世界各国の対応も報告している。
この本の中で 青森県の県南の岩手県との境の田子(たっこ)町の不法投棄のことを詳しく述べている。 八戸の会社が、この場所に目をつけて不法投棄を繰り返した。 この件はいちおうおさまったことになっているが、実はこのあとに大問題が起こったのだ。
それは、これとは別の、後から起こった不法投棄であるが 青森県と岩手県の両方の県にまたがる社会問題となって いまも後遺症が残っていると思われる。 http://hidesan.hi-net.ne.jp/earth/vol7.htm
|