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[No.262] 「蝶の舌」 投稿者:   投稿日:2011/11/26(Sat) 22:30
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「蝶の舌」
画像サイズ: 342×519 (54kB)
同名の映画がある。原作の小説(マヌエル・リバス作)はごく短いもので日本語にしてたった30ページほど。映画は他の2編を合わせて作られたらしい。(日本2001年公開)

 スズメと仇名される体の弱い少年が主人公で、学校でもいじめられ、登校拒否になるところへ、その先生が現れた。この先生がチョウに舌のあることを教えてくれた。少年は小躍りし学校が好きに。

だが、運命は意外なやり方で二人の仲を裂いた。突然勃発した内戦は、スペイン国民をフランコ派と人民戦線に二分。少年の父は共和派で、母は右派のフランコ派。ここで悲劇が起こった。

 チョウの舌を顕微鏡で見せてくれ少年を喜ばせて呉れた先生はついに縄付きとなり、公衆の面前で罵声を浴びる。その中には共和派のはずの父までが。しかも父は、さらに少年にまでそれを云わせようと…。

 この少年はおそらくガリシア地方出身のため標準語が巧くなかった作者自身の姿も投影されているに違いない。


[No.269] Re: 「蝶の舌」 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/27(Sun) 07:30
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唐辛子 紋次郎さん  こんにちは

>  スズメと仇名される体の弱い少年が主人公で、学校でもいじめられ、登校拒否になるところへ、その先生が現れた。この先生がチョウに舌のあることを教えてくれた。少年は小躍りし学校が好きに。

室内で蝶を飼っていると
花がないときは
うすい濃度の砂糖水を皿にいれ
脱脂綿などを置いてやると
蝶がひげを伸ばして砂糖水を吸います。
 普段は、ひげをゼンマイのよううに丸めています。

> だが、運命は意外なやり方で二人の仲を裂いた。突然勃発した内戦は、スペイン国民をフランコ派と人民戦線に二分。少年の父は共和派で、母は右派のフランコ派。ここで悲劇が起こった。

しばらくスペインの独裁政治が続きましたね。
 アーネスト ヘミングウェイ:日はまた昇る