画像サイズ: 360×510 (51kB) | 男爵さん、みなさん、こんばんは。
> チョコレートの歴史 > > 樋口幸子訳 河出書房新社 > > チョコレートとカカオ(チョコレートの原料)の歴史を書こうとした > ソフィー > > しかし、彼女は仕事半ばで死んでしまったから > 夫マイケル・コウが彼女の後をついで書く。 > > はじめチョコレートは食べ物ではなく、飲み物だった。 > カカオ豆からチョコレートが作られる。 > イギリス英語では、カカオ、チョコレート、ココアはおなじものをさす。 > アメリカ英語では、ココアとはオランダ人クンラート・ファン・ハウテンの発明した脱脂粉末のこと(たぶん日本のココアも)。 > > そういうわけでチョコレートは元気の出る食べ物らしい。 > チョコレートとココアが同じだったとは > この本を読んで知った。
西和でchocolateをみると、チョコレート、チョコレート飲料。となっていてchocolate a la tazaと云う言葉が載っています。これはチョコレート飲料。chocolate francesフランス風チョコレートは、ココアのことだそうです。他に、jicara de chocolateはココア[チョコレート]用のカップとあります。ということは、ココアもチョコレートも同じこと。つまり、かれらはアステカ族の、カカオ豆の汁を飲む風習を真似、それに砂糖を足して飲んでいた、そのためこういうココアとチョコレートの同一視がおこったのでしょうね。
中丸さんの本では、最初のコーヒーハウス(イスタンブール)ができたとき、スペイン貴族はチョコラーテ、つまり、今でいうココアを飲んでいたとあります。
フランスへはルイ14世に嫁いだスペイン出身のマリアテレサが伝えた、と。
森永製菓編の「チョコレート百科」では、表紙をめくった途端に、チョコレート愛飲者マリアテレサの大写し写真(森永製菓蔵)が出迎えてくれます。 アステカの王、モンテスマはチョコレートマニアで、黄金のゴブレットで日に50杯も飲んだと云われているそうです。
この本には、ヴァンホーテンのことも、もちろん載っていますが、チョコレートのかき回し棒をもった先住メキシコ人、アステカの子孫の絵が載っていて、興味深いです。
この本もだいぶ古いですが、巻末の『世界のチョコレート会社』をみると、ドイツに意外と多いのにびっくりしました。
終戦後、アメリカからハーシーのチョコレートと一緒に、ヴァンホーテンのココアがどっと輸入されたのを、昨日のことのように思い出します。 |