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[No.142] Re: ああ、これもあった、あれもあった 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/20(Sun) 10:39
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唐辛子 紋次郎さん

>  タイトルは「教科書でおぼえた名詩」(文春編)となっていて、昔は愛唱していたかもしれないが、今では自信を持って口ずさむことのできない、あれこれの名詩がすべてここにある。

>  宮沢賢治の「雨ニモマケズ」、藤村の「小諸なる古城のほとり」、「初恋」、晩翠の「荒城月」、独歩の「山林に自由存す」、白秋の「落葉松」、中也の「汚れつちまつた悲しみに」、達治の「雪」、晶子の「君死にたまふこと勿れ」、孟浩然の「春暁」、敏ーブッセの「山のあなた」、大学ーコクトオの「耳」、ヴェルレエヌー敏の「落葉」などなど。鴎外の「ミニヨンの歌」も落とせない。

島崎藤村の「初恋」

 まだあげ初めし前髪の
 林檎のもとに見えしとき
 前にさしたる花櫛の
 花ある君と思ひけり

 やさしく白き手をのべて
 林檎をわれにあたえしは
 薄紅の秋の実に
 人こひ初めしはじめなり

舟木一夫が歌っていましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=SGvJuVd2LoY

http://www.youtube.com/watch?v=WvdnBT2hC5E

    ♪   ♪

レモンの木は花咲きくらき林の中に 
こがね色したる柑子は枝もたわわに実り
青き晴れたる空よりしづやかに風吹き
ミルテの木はしづかにラウレルの木は高く
雲にそびえて立てる国や 彼方へ 君とともにゆかまし
    森鴎外訳「ミニヨンの歌」

ゲーテの小説『ウィルヘルム・マイスターの修業時代』から題材を採ったのが
アンブロワーズ・トマの歌劇「ミニョン」。
「君よ知るや南の国、樹々実り花は咲ける、風はのどけく鳥は歌い、ときをわかす胡蝶舞い歌う…(堀内敬三訳)」
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/1921/comments.html


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