[No.321]
Re: ゲーテ「イタリア紀行」
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投稿日:2011/11/30(Wed) 14:19
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男爵さん、みなさん、こんにちは。
> ゲーテはまずローマに宿を取り、その後ナポリ、シチリア島などを訪れ、結局2年もの間イタリアに滞在していた。
> ゲーテはイタリア人の着物を着、イタリア語を流暢に操りこの地の芸術家と交流した。その間に友人の画家ティシュバインの案内で美術品を見に各地を訪れ、特に古代の美術品を熱心に鑑賞した。
かれがいかにイタリア語が上手だったかは、かれ自身の書き残した文章で、それと察しられます。かれゲーテは、マルチェジーナを通過中、そこで見つけた城塞をスケッチをしたのを咎められ、それが瞬く間に大事件に発展しました。
やがて奉行が現れ、裁きが始まります。ゲーテはそのとき少しも慌てず、得意のイタリア語で古代ローマの歴史から説き起こし、堂々の論陣を張ったのです。しかし、孤軍奮闘で形勢不利に傾き掛けたとき、天の助けか、つおーい助っ人が現れたのです。偶然群衆の中にゲーテの生地、フランクフルトで働いていた男がいたのです。これが幸いしてかれは窮地を脱したのですが、その間不利な外国語で、滔々と弁明を続けたゲーテは、やはり大したものだと思います。
> ローマ近郊におけるゲーテの肖像(ティシュバイン画)
ゲーテと云えば、この絵ばかりが出てきますね。ただ左足がチョット変で、そういわれて見るとやはり変です。(-_-;)