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[No.624] 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/17(Sat) 17:24
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村上 もとか:「龍」
http://www.amazon.co.jp/%E9%BE%8D-RON-%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E3%82%82%E3%81%A8%E3%81%8B/dp/4091825915

押小路龍の恋人 田鶴てい
チチキトクの電報でふるさとに帰る。
東北は今年も大凶作で娘の身売りが続く。

おさななじみの友だちがみんな集まる。
大地主の小原の娘光代は妾になるのをいやがって
恋人庄三と心中未遂を起こすが、結局盛岡の金持ちの妾となる。

大凶作では秋祭りも中止だった。
みんなを元気づけるため、たづを中心に村の若者たちは芝居をすることになる。
一週間後に鬼剣舞のかっこうをして村人に芝居上演を知らせる若者。

そして、芝居の舞台が進むと同時に
大地主の小原家では大変なことになっていた。

庄三はついに小原家の主人を殺そうと刃物を手にする。
そこへ盛岡から来た娘の光代が現れ、それでは光代も殺して死ぬという庄三に
お腹の中の子供は庄三の子だと光代は言う。
観念して、子供の未来を願う庄三。

小田安次郎の「息子よ」で若妻杉子役でひかる演技をした田鶴てい

関東軍から大満州航空会社顧問の龍に依頼が入り
新京から奉天に大型旅客機を飛ばせ、奉天で重要人物を乗せて新京に戻ってくるように。
甘粕正彦は満州皇帝を送る一緒の飛行機で
のどの渇いた皇帝に提供のワイン
皇帝の飲むボルドーワインを甘粕も飲んだ。フランスにいたときよく飲んだという甘粕。
フランスの思い出は楽しいものではなかった。

甘粕正彦はフランスで新婚生活をおくったという歴史的事実がある。
満洲映画協会(満映)の理事長であった。


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