[No.707]
Re: マンボウ愛妻記
投稿者:
投稿日:2011/12/22(Thu) 18:30
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男爵さん
> 北 杜夫(1927年5月1日 - 2011年10月24日) 芥川賞作家、エッセイスト、精神科医、医学博士。
偶然ですが10月24日、大阪の本屋で「マンボウ家族航海記」(2011.10.15発行)を買って帰りの電車内でパラパラ見ながら帰宅したら著者の訃報に接したのです。
この本の解説を娘の斉藤由香さんが書いてますがその最後は、「明日も父を起こして散歩に行くが、あと何年、続けられるだろうか・・・。」で結ばれています
> まえがきで著者は述べる。
> 結婚生活四十年になるが、妻は良妻だったか、悪妻だったか。
> 妻を悪妻と呼んでエッセイを書いていたら、妻から言われた。
> 「私、お友だちに言われたの。ご主人は、あなたの悪口を書いているのだから、モデル料いただかないとね。私に感謝してくださいね」
由香さんによれば「母が父と離婚しなかったのは『ウチよりもっとひどい家がある』という言葉を心の支えにしたから」だそうです。
躁鬱病や株破産でドタバタ続きでしたが娘や孫のことをいっぱい書いてマンボウ一家の家族の絆は強いものだったと思います。
由香さんはわたしの娘と同い年なので、よけい親しみを感じています
さんらく亭@甲子園