異文化経験の本を読んでいたら、エジプトの項に、郵便局で書籍を日本に 送る時の体験が書かれていました。
当時(計算すると、40年くらい昔か?)、手続きが煩雑で1日仕事になると いうことでしたが、その作業の最終段階が、「ダンムーラ」と呼ばれる、厚手の 綿生地でくるむこと、とのこと。今なら段ボール箱の代わりでしょう。
著者は、この段ボール代わりの「ダンムーラ」があまりに丈夫で、捨てるに 惜しく、ほどいて、袋に仕立て直して、大変、重宝したそうです。
ここを読んで、昔、私たちも似たようなことをしていたことを思い出しました。
それは、「ドンゴロス」という輸送用の袋に使われていたコーヒー色をした 頑丈な麻の袋のことです。
これを手提げ袋に仕立て直すことが、女性の間で流行っていました。 スウェーデン刺繍のようなシンプルな刺繍など施して、実用的な袋でした。
袋の他にも、何か別のリフォームをしていたような、淡い記憶が ありますが・・・
ドンゴロスは、別名、唐米(とうまい)袋とも言っていました。 作った経験がおありの方はいらっしゃいませんか?
ここ何十年も見たことがありませんが、ネットによると、まだ売ってあるようで 形を変えても最後まで使えて、エコな商品です、と宣伝していました(^^ゞ
あの唐米袋は、元々は何の輸送に使われたのでしょうね? 夏子
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