[No.603]
Re: 船弁慶
投稿者:瀬里恵
投稿日:2012/03/24(Sat) 10:57
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…男爵さん… > この「我が輩は猫である」で苦沙弥先生が謡を習っていて > 「これは、平の宗盛にて候」ばかりを繰り返しているとい > う話はお能「熊野」のワキのことですか。 そのようですネ。ただ他の謡本ではどうか知りませんが、 宝生流では「是は平の宗盛なり。さても遠江の國池田の宿の 長(おさ)をば熊野と申し候…云々]となっております。 「池田の宿の長」とは昔、お殿様などが泊まった宿(本陣) の女主人で 遊女の束ねを兼ねていました。 「熊野」では言うまでもなく熊野がシテです。 瀬里恵