> >日本の食生活全集 農山漁村文化協会 > >という全集があります。 > > その中の36巻 > 聞き書 徳島の食事
徳島も地域によって異なるが、祖谷山です。
四季の食生活
なんと一日四度の食事
四季を通じて、食前にいもを食べる。
冬はごうしいも(じゃがいも)か、りいきいも(さつまいも)を串に刺して焼いて食べる。 冬の朝飯 味噌、こんこ、麦飯、味噌汁(だいこん、ねぎ、菊菜) こんことはたくあんのこと 冬の一番茶 10時半から11時ころ こんにゃくの煮つけ、押しわり大根、麦飯、朝の残りの味噌汁 押しわり大根とは大根の塩漬
冬の二番茶 2時半から3時ころ 干し大根の煮しめ、押しわり大根、麦飯、せんばの味噌汁 せんばとはたかなのこと
冬の夕飯 麦飯、こんこ、せんばと小麦粉だんごの味噌汁
食前にいもを食べるが、春はいもがないので、ほしか(乾燥さつまいも)を炊いて食べる。 春の朝飯 かぶの三杯漬け、こんこ、麦飯、そうめん汁
春の一番茶 麦飯、朝のそうめん汁、ごぼう、にんじん、はないもの味噌漬 はないもとはきくいものこと
春の夕飯 ふきとわらびの煮もの、こんこ、麦飯、麩と菊菜の味噌汁
夏も、食前にほしか(乾燥さつまいも)を炊いて食べる。 夏の朝飯 梅漬とらっきょ、麦飯、ゆうごとかきまめの味噌汁、ぼうふらとかきまめの煮つけ ゆうごはとうがんに似たうり、かきまめはさやいんげん、ぼうふらはカボチャ
夏の夕飯 麦飯、きゅうりの酢味噌あえ、新しいごうしいもとなすの味噌汁
秋の朝飯 大根葉の葉漬といりこ、押しわり大根、麦飯、白菜と大根の味噌汁
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