[No.47]
蚊取り線香
投稿者:男爵
投稿日:2014/07/07(Mon) 06:00
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○○の夏 日本の夏
明治18年 上山英一郎、紀州みかんの輸出を志す。
福沢諭吉の紹介で、米国種苗商アモイ氏と出会い、互いの国の種苗交換を約束。
明治19年 アモイ氏からビューハク(除虫菊)の種子をふくむ各種の種子が届く。
明治23年 世界初の棒状蚊取り線香の発明。
明治28年 英一郎夫人ゆきのアイデアで渦巻型蚊取り線香を創案
明治35年 渦巻型蚊取り線香を発売
除虫菊は14〜15世紀に発見されたと言われ、地中海・中央アジア、旧ユーゴスラビア(現セルビア・モンテネグロ)の原産のマーガレットによく似た花である。
昔は、ヨモギなどの植物を陶器などに入れて、蚊遣り火として使っていた。
そこへ、除虫菊の粉を入れてみたところ、効果抜群。
東京の宿で、仏壇に使う線香屋の息子と同じ部屋に泊まったことがきっかけで
「線香に除虫菊の粉を混ぜられないか?」と思い立った。
そして棒状蚊取り線香ができたが、「長い時間持つ蚊取り線香を作りたい」と考えた時
妻のゆきが「渦巻きにしてみたら?」と提案。
家庭用殺虫剤のひみつ(学研まんがでよくわかるシリーズ)