数年前のことです。 FAXが届きました。 みると聞いたこともない会社からの「不動産の売買契約書案(例の、甲は乙に対しーーーみたいな文言)」なのです。
私自身、自他共に認める「そそっかし屋」ですから「きっと出した人は正しい受取人に到着していると思い込んでいるに違いない」と心配し、書いてあった電話番号にかけてみました。 出てきた女性は「大変申し訳無い。すぐに、いただきに伺い、お詫びをしたい」といいますので「そんな必要はない。届いたFAXには大した個人情報は含んでいないし、私が責任をもって破棄するから。それよりも、急いで、本来のお客さんのFAX番号を確認して再送した方がいい」といったのです。相手は、なおも「お詫びの印を持って訪問したいので貴方様の住所を教えてください」といいますので、私も「これはおかしい。目的は訪問セールスにあるようだ」と、感づいたので電話を切りました。
FAXさえも「騙し」の道具になることを実感しました。
その後、FAXはプラスティックの用紙のホルダーが壊れましたので、使うのはやめました。メールと電話を使えば、FAXなんて不要ですので。
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